千葉マリンスタジアムにバスで行く

2005/9/25
2008/7/12改定

 千葉ロッテマリーンズの本拠地である千葉マリンスタジアムには4本のバス路線が通っている。一覧で表示すると以下のようになる。

  1. JR京葉線海浜幕張駅発着
  2. JR総武線・京成千葉線幕張本郷駅発着
  3. JR総武線・幕張駅発着
  4. JR総武線・稲毛駅発着(JR京葉線・稲毛海岸駅・検見川浜駅経由)

 うち、最後の稲毛駅から京葉線に沿って走る路線は通常ダイヤで平日13本、土休日20本というあまり本数のない路線である。ただし、試合開催日には臨時直行便が運行される。
 いずれにせよ、この路線は利用したことがないので、論じることができない。というわけで、本稿では、海浜幕張・幕張本郷・幕張の三路線について記載する。

1.海浜幕張駅

 球団としては、こちらの路線をマリンスタジアム行きの基幹路線と認識している。かつてはバス代を球団で負担し、無料で走らせていた。
 2005年に交流戦で優勝した記念に、何台かのバスをマリーンズのユニフォームの色に塗った。さらに、一時期はそのバスにマリーンズのチアガールを乗せるというサービスを行っていた。
 このバスの乗り場は海浜幕張駅南口(改札を出て左折)にある「プレナ幕張」のロッテリアの前にある。試合開始直前などに行ってみると、臨時バス乗り場の長大な行列に驚く事もあるが、本数が多いので、少々行列が長くても、さほど待たずに乗れる。
 それでも、長い行列に並ぶのは嫌、という人は、定期バスを使うという手もある。臨時バス停から駅と反対方面に100mほど歩いたところに「タウンセンター」というバス停があり、ここから乗るのだ。運が良ければ、直通バスの行列に並ぶよりも早く球場に着く可能性もある。
 なお、定期バスを利用する人の中には、海浜幕張駅の北口にあるバスターミナルの「海浜幕張駅」から乗る人もいるが、これはあまり筋が良くない。改札からの距離は確かに「タウンセンター」より「海浜幕張駅」のほうが近い。しかし、方向が逆になることもあり、乗れるバスは同じになる可能性は高い。ならば、直通バスと二択もかけられる「タウンセンター」を利用したほうが得だろう。
 ちなみに、どのバスに乗っても運賃は100円である。ただし、これは現金限定の運賃であり、「Suica」「PASMO」「バス共通カード」を使うと160円になってしまうので注意が必要だ。
 また、500円玉や千円札でも両替はできる。しかし、満員のバスの降車行列の中で、千円札を崩し、さらにそこから百円を抜き出して運賃箱に入れる」という作業をするのは並んでいる人にとっては気分のいいものではない。なるべくなら、海浜幕張駅に着いた時点で財布の中に百円玉がある事を確認し、なければ駅売店などで小銭を作っておくくらいの余裕があったほうがいいだろう。

2.幕張本郷駅

 続いて、筆者も常用している、幕張本郷発のバスについて述べる。幕張本郷駅前から海浜幕張を経由してマリンスタジアムに行くバスは、「幕張新都心」への通勤輸送の需要があり、連接バスが走るほどの輸送量を誇る、日本でも有数の路線だ。通勤時以外の本数も多く、曜日・昼夜に関わらず、マリンスタジアム行きは長くても12分間隔で運行される。(時刻表
 もちろん、この定期バスに乗ってもマリンスタジアムには行ける。ただ、途中、9つのバス停があり、うちいくつかは乗降客数も多い。そこで、試合のある時に臨時で走る直通バスを利用したいところだ。
 ただ、困った事に、幕張本郷駅発の直通バスについては、案内のたぐいが一切存在しない。したがって、次にいつ来るかがまったくもってわからず、目の前に一般路線のマリンスタジアム行きが止まっていると、つい乗ってしまう。そして、すし詰めの一般路線バスでマリンスタジアムの手前の交差点で信号待ちをしていると、別経路を通ってきた後発の直通バスが先に敷地内に入って行くのを見たりすることも少なくない。しかも、直通バスのほうが、混雑率が低かったりするのだ。
 この問題の対策としては、「座れるなら目の前の一般路線バスに乗り、座れそうにない場合は一本待つ」というのが有力だろう。一般路線バスに乗って立っていると、途中のバス停で降りるお客さんとの接触があったりして、特に海浜幕張駅ではかなり面倒な目にあう。したがって、立つのと座るのではかなり違うのだ。特にお年よりや子供と一緒の方は、こうすれば、「野球観戦前に無駄な体力を消耗する」などという目に遭わずにすむ。
 先述したように、次に直通バスが来る保障はない。ただ、待ったところで長くても12分すれば、次に来る一般路線バスに座って行く事ができるわけだ。よほど急ぎの場合でない限りは、こちらのほうが落ち着いて球場に行けるだろう。

 あと、一般路線バスを利用する際に気をつけたい事をいくつか書いてみる。まず、バス共通カードを使う際に、乗車口で機械を通す人がいる。しかし、起点から乗って終点で降りる際は、この作業は不要だ。先日など、通し方が悪くて機械を詰まらせてしまい、発車が少々遅れる、などというケースを目撃してしまった。
 あと、一般路線バスの場合、一つの「トラップ」がある。それは、幕張メッセ東口バス停を出た後の「次はマリンスタジアム入口です」というアナウンスだ。すでにマリンスタジアムが見える事もあり、知らないと、ここが終点だと勘違いしてしまい、ブザーを押して降りてしまう人がいる。しかし、ここはあくまでも「入口」であり「マリンスタジアム前」ではない。数百メートルとはいえ、余計に歩く事になってしまうので、要注意だ。
 なお、平日の日中に1時間に1本ほど、「医療センター」行きというバスがある。このバスは、マリンスタジアムの敷地にちょっと入って「入口」に止まった後、球場前には行かずに右折して元きた道を通って敷地から出て終点の医療センターに向かう。したがって、このバスに乗った時だけ、「マリンスタジアム入口」は野球観戦者にとって利用価値のあるバス停になるわけだ。
 それにしても、京成バスがなぜこのバス停を案内する時に「次はマリンスタジアム入口です」に続いて「野球観戦をなさる方は次の終点・マリンスタジアムでお降りください」と言わないのか、非常に謎である。ついでに言うと、京成バスについては、幕張本郷バス停前にある、マリンスタジアムの往復乗車券ならびにバス共通カードの自動販売機を土日に営業しないのかも不思議だ。せめて、野球開催日くらいは営業してもいいと思うのだが・・・。

3.幕張駅

 マリンスタジアムと言えば幕張なのに、幕張駅からは行けないのか?と思われる方もいるかもしれない。確かに、距離からすると幕張本郷駅より幕張駅のほうがマリンスタジアムや「幕張新都心」に近い。しかし、幕張駅の海側にはバスターミナルになるような広場がなかった。北口にはそこそこのターミナルはあったが、そこから総武線を渡る際に「開かずの踏切」があり、路線を設定することはできなかった。
 そのため、敢えて距離は遠いが駅前にバスターミナルが作れる幕張本郷駅をマリンスタジアムや「幕張新都心」の玄関口にしたわけだ。
 ただ、2004年夏に幕張駅近くに地下道ができて、状況が変わった。それまでは幕張駅の北口には小さいバスターミナルがあったものの、総武線の線路を越えるには「開かずの踏み切り」を通らなければならないため、そこから海浜幕張方面へのバス路線は設定できなかった。それが、地下道の開通により、1時間に3本ほどではあるが、定期的に海浜幕張駅行きの路線バスが開業した。
 さらに2007年7月より、一部の路線がマリンスタジアムに延長され、さらに試合にあわせた幕張駅発着の臨時便も設定された。
 幕張駅前バス停の便利度および、京成バスと千葉シーサイドバスの輸送力の差を考えれば、まだまだ総武線・京成線の主の玄関口は幕張本郷駅だろう。津田沼方面から行く場合は、少々割高だが、幕張本郷駅からバスに乗換えたほうが、本数の事を考えれば、結果的には早く着くだろう。
 とはいえ、運営会社である千葉シーサイドバスは、割安な往復料金を設定したり、サイトに臨時便も含めた時刻表を掲載するなど、京成バスよりきめ細かいサービスを提供している。それだけに、今後の頑張りによっては、現在の「二駅体制」から、幕張駅を含めた「三駅体制」に変わる可能性があるかもしれない。
 なお、繰り返しになるが、幕張駅のバス停は、マリンスタジアムと反対側にある北口にあるので、間違えないよう注意が必要である。

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