2009年08月01日

4点差を追いつかれるも直後に勝ち越し、内投手プロ初勝利

 千葉で行なわれた、千葉-東北は小野投手と永井投手が先発。昨日の走塁で脇腹を痛めた西岡選手に代わり、早坂選手が一番遊撃で久々のスタメンとなりました。それ以外は昨日と全く同じ打順・守備位置でした。
 小野投手が1回を三人で終えると、その裏、先頭の早坂選手がいきなり右中間を抜き、途中足がもつれたものの、三塁打にします。そして1死後にサブロー選手が右翼にやや浅い飛球を上げます。しかし、中村真選手が送球するさいに球を落とし、結果的には犠飛となって先制します。

 小野投手は、制球も良く、少ない球数で東北打線を抑えます。2回に先頭打者を歩かせるも、盗塁失敗などがあって三人で終え、3回2死から初安打を許すも、0点に抑えます。
 そして3回裏、この回先頭の塀内選手が安打で出ると、さらに安打と四球で二死満塁とします。ここで五番に定着しつつある竹原選手が走者一掃となる中越の適時二塁打を放ち、一挙に3点を追加しました。
 小野投手は4回も三人で終えますが、5回に先頭のリンデン選手に二塁打されると、1死後にセギノール選手にも二塁打され、1点を返されます。
 一方打線は、5回に1死二塁、6回に2死2・3塁、7回に無死1塁と走者は出すものの追加点は奪えない、というやや怪しい展開になります。
 7回まで5安打1四球1失点の小野投手は8回のマウンドにも上がります。しかし、1死からリック選手が放った三塁ゴロを塀内選手が失策し、さらに四球で1・2塁としたところで降板となりました。
 ところが、二番手で登板した川崎投手に対し、代打で登場した宮出選手が、左翼席にライナーで飛び込む3ランを放ち、一気に同点に。小野投手の勝星が消えてしまいました。さらに続く鉄平選手に二塁打を打たれ、川崎投手は1死も取れずに降板となります。
 さらに続く1死2塁で四番の山崎武選手を迎えたところで、マウンドには内投手が上がります。前回の対決では本塁打を喫していますが、今日は内野ゴロに。さらに草野選手も抑えて、同点で切り抜けます。
 直後の8回裏、前の回途中から続投の有銘投手に対し、1死から代打で登場したベニー選手がストレートの四球を選ぶと、続く里崎選手の安打で1・3塁とします。
 ここで代打に堀選手が告げられると、東北は小山投手に交代。それに対し、代打の代打で福浦選手が登場します。このあたりは駆け引きというよりも、定石通りといったところでしょう。
 そして福浦選手はファウルで2-0となりますが、そこから2-2とした後、右中間に適時二塁打を放ち、再び勝ち越しに成功しました。
 そして9回はシコースキー投手が登板。前回は二点差を逆転されていますが、今日は先頭打者を失策で出したものの、併殺もあって三人で終わらせ、試合終了となりました。8回に逆転の危機を凌いだ内投手がプロ初勝利を挙げています。
 ヒーローインタビューには勝ち越し適時打の福浦選手と、本拠地初のお立ち台となる内投手が登場。一通り話し終えた内投手は、アナウンサー氏に締めの一言を求められると、「その前に私情を一ついいですか?」と言い、観戦に来ている祖父母に勝利の報告をしていました。これでチームは約三週間ぶりの連勝となっています。観客数は2万7千7百人ほどでした。

2009年08月01日 23:49