2010年07月04日

ルール雑感

 先日行われたW杯のウルグアイ-ガーナ戦において、終了ギリギリでガーナの選手が決定的なシュートを放ちました。すると、ウルグアイの選手がそれを故意に手で止めました。そしてPKになったものの、ガーナの選手が外して同点のままPK戦となり、ウルグアイが勝ち進みました。
 サッカーのルールにおいて、反則に対するペナルティが「フリーキックもしくはペナルティキック」である以上、この選手の行為は合理的と言えます。実際、この反則がなければ、ウルグアイは負けていたわけです。

 とはいえ、サッカー観戦歴半年の私でも、これはルールに問題があるのでは、と思いました。サッカーのルールの前提として、「ペナルティエリア内のGKを除き、手を使ってプレーをしない」というものがあります。それを覆したプレーによって勝利がもたらされる、というのは変な話です。
 やはり、このようなケースにおいてあ、PKにせずゴールを認める、という形でのルール改正を検討してもいいのでは、と思いました。
 あと、現行のルールのもとで、確実に入るシュートを放とうとした選手に対し、相手チームの選手もしくは関係者が、石を投げるなどで妨害して得点を防いだ場合はどうなるのだろうか、と思いました。
 やはり、この場合もPKにしかならないのでしょうか。それとも、さすがにそこまで悪質だと、得点承認もしくは没収試合になるのでしょうか。さすがに実現はしないとは思いますが、気になりました。

2010年07月04日 23:56