2010年04月17日

四国ダービーほか

 ここのところ、サッカーのテレビ中継を見る時間が取れません。今日もネット速報を見ながらの「四国ダービー」見物となりました。
 四国に本拠地があるJリーグチームは徳島と愛媛だけです。したがって、かなり距離が離れてはいますが、両チームの試合は「ダービー」となり、普段の倍近い観客が入ります。
 最初の頃は愛媛が勝ち越していたのですが、昨年は三連敗を喫するなど、ここしばらく愛媛は勝っておらず、通算成績は6勝6敗2分となっています。

 その最近の対戦成績に加え、徳島は現在、J2で4位と昇格圏にいると好調なうえ、アウェイなわけですから、試合前は相当厳しいと思っていました。
 しかし、今季ここまで5試合で3失点という守備陣が今日も頑張り、0点に抑えます。しかしながら、攻撃陣も得点できず、0対0に引き分けとなりました。
 勝てはしませんでしたが、試合前の状況から考えれば、勝ち点を取れただけよしとすべきなのでしょう。
 というわけで、通算の対戦成績は6勝6敗3分と五分のままとなりました。9月19日に松山で行われる試合で雌雄を決する形になるわけです。その試合が盛り上がる事を願っています。

 話は変わりますが、日本代表のほうは、相変わらず監督のパッシング報道が続いています。サッカーの監督の采配・チーム構成能力の判断基準はいまだにわかりません。したがいまして、岡田監督が報道される通り能力が低いのか、歴代の代表監督並みのもしくはそれ以上の力量があるかどうかについて、私は何も言えません。
 ただ、その報道の仕方が異常であることは、サッカーの知識以前の問題なのでよく分かります。
 たとえば、先日、ヨーロッパの日本選手を見に行く際に、「今回の2、3人はボーダーラインということはないと思っています。よほどコンディションを崩しているようだと難しくなるだろうけど」と言ったそうです。これに対し、一部のスポーツ紙は「フライング発言」だの「ポロリ」だの揶揄しています。
 尋ねられもせずに岡田監督がいきなり上記の発言を切り出す、などという事はありえないでしょう。その直前の質問は「今回見に行く選手はボーダーラインなのですか?」という感じの、「フライング発言」をさせようとする内容だった可能性が極めて高いと思っています。
 スポーツ新聞でよくある「一度バッシングすると決めた対象は、あらゆる手段を使って悪印象を持たせようとする」の典型例と言えるでしょう。
 自分はもともとW杯にさほど興味はありません。とはいえ、やはりこのような悪質な記事を見ると、少なからぬ不快感をおぼえました。

2010年04月17日 22:50