2009年12月19日

マリンスタジアムの人工芝

 千葉マリンスタジアムの人工芝が老朽化し、選手の苦情を受けてロッテ球団が市に張り替えを要求した、という記事がありました。
 確かに昨年、ファン感謝デーでグランドに入ったとき、人工芝の欠片が靴について驚いた、という事がありました。
 その時は、「まあ、オフに張り替えるのだろう」などと思っていたのですが、どうやら、予定は全くないようです。

 これに関しては非常に不可解なものがあります。選手から苦情がくるほど人工芝がボロボロなのに、なぜ昨年、10億円もかけてリボンビジョンなんぞを造ったのでしょうか。はっきり言って、あんなビジョンがなくて困るとは思えません。しかも、人工芝とでは優先度が違いすぎます。
 昨年一年で急に劣化したわけでもないでしょうし、平均的な張り替え周期くらいはデータとしてあるでしょう。
 なぜ、リボンビジョンを造る話が出た時に、「それよりまず人工芝」とならなかったのか、不思議でなりません。
 先月行った、バレンタイン前監督のトークショーで「ずっとトイレの改修を要望していたけれど無視された」という話がありましたが、それに通じる物があるのでしょう。
 というわけで、「アジア最大」のリボンビジョンを見ながら、劣悪な人工芝でプレーをする選手達には同情を禁じえません。そう考えると、今オフに移籍できた選手達は幸運だったと言えるな、とも思いました。

2009年12月19日 01:50