2010年11月23日

愛媛FC、終了間際にPKで失点し、連勝止まる

 調布で行われた東京ヴェルディ対愛媛FC戦をTV観戦しました。今日は仕事だったので、当初はスタジアムでの観戦も検討したのですが、19時半開始という、晩秋とは思えない時間設定ゆえに断念しました。
 今日は守備の要の一人である小原選手がイエローカードで出場停止でした。この試合開始前まで11勝11分11敗と「完全五割」の愛媛FCですが、夏に小原選手が怪我で離脱していた時期は1勝3分5敗という結果なだけに、開始前から不安材料がありました。
 一方、現在8位を目指している愛媛FCですが、昼の試合で同じ勝点で並んでいた、栃木と徳島が相次いで下位チームに敗れるました。そのため、今日勝てば一気に8位に上がる、という好条件での試合でもありました。

 3連勝中の愛媛は、今日もやや押し気味に試合を進め、相手より多くのシュートを放ちます。しかしながら、ボールを持っている時間は相手のほうが長く、なかなか主導権を握れません。
 結局そのまま、0対0で前半戦を終えます。
 後半も一進一退の攻防が続き、惜しい場面は作りますが、どうしても得点が奪えません。終盤には、4試合ぶりに福田選手が登場し、積極的な攻撃を見せますが、ゴールには届きません。
 ただ、ここ10試合で5失点という守備陣は小原選手抜きでも堅く、失点する気配を感じませんでした。
 ところが終了間際の89分に、高木善選手の放ったシュートがペナルティエリア内で関根選手の肘に当たったとして、PKを取られてしまいます。関根選手は抗議します。VTRも流れましたが、ブレており、どこに当たったかはよく分かりませんでした。しかし、判定は判定です。
 そして、高木善選手の放ったシュートに川北選手は反応しますが、惜しくもボールはその手の先を通り過ぎ、ついに先制点を奪われてしまいました。
 残り僅かの時間の中、愛媛も必死の反撃を見せ、いい位置でのFKを得ます。ジョジマール選手はゴールを狙い、枠内に飛びましたが、相手キーパーに弾かれ、その直後に試合終了となりました。
 これで連勝は3で止まり、チーム史上初の4連勝は来季に持ち越される事になりました。

 なお、この試合の観客数は2,539人でした。一緒にTVを見ていた相方が「無観客試合?」と言ったほどのガラガラぶりでした。
 愛媛はこの試合にあわせ、J2でトップクラスの人気を誇るマスコットである「一平くん」およびチームマスコットの「伊予柑太」を送り込んでいました。さらに、「愛媛みかん大使」および「愛媛みかん王子」なる人々までやってきて、愛媛の物産展をやったそうです。
 それだけアウェイ側が力を入れてこの集客、というのはいかがなものかと思いました。
 私が観戦を断念した理由である開始時刻については、スカパー放映の都合などもあり、主催チームの一存で決められないものなのかもしれません。とはいえ、一千万都市の東京に本拠を置く、伝統あるチームなわけです。そのうえ、相手がそこまで手伝ってくれているのですから、もう少し集客をする術があったのではなかろうか、と思いました。
 まあ、それができないからこそ、このような現状があるわけなのでしょうが・・・。

2010年11月23日 23:21