2010年06月25日

W杯予選リーグ突破雑感

 W杯の予選リーグ最終戦で日本がデンマークに勝ってベスト16進出を決めました。2002年以来二度目の快挙ですが、前回のベスト16は日韓大会でした。それを考えれば、今回の結果は現時点で既に史上最高と言える、というのはW杯にさほど興味のない私ですら分かります。
 しかしながら、事前の報道では、日本代表チームをそのように伝えたものはありませんでした。
 特に、岡田監督に関しては、偏執的としか言いようのないバッシング報道が大量に流されていました。たびごとに「ブレ」「迷走」などといった、失礼な言葉が見出しとなっていました。

 じっくり読んだわけではありませんが、それらの記事では、岡田監督は采配能力の低さはもちろん、人間的にも問題のある監督と報じられていました。
 その「ダメ監督」が率いた日本代表チームが、このような結果を残したわけです。それにより、あの「迷走」「ブレ」にはじまる一連の中傷報道は全てヨタ記事でしかなかった、という事が明らかになったわけです。
 昨年あたりから、野球や相撲に関する記事で、スポーツ紙記者の知識の低さ・常識のなさには何度も呆れさせられることが多々ありました。どうやら、サッカーにおいてもレベルは同じだったようです。
 20世紀末、出始めた頃のインターネットは、よく「便所の落書き」と揶揄されました。現在のスポーツ紙には、その「称号」がぴったりなのでは、と強く思った「中傷報道とその結果」でした。

2010年06月25日 23:56