2010年12月04日

Jリーグ終了。愛媛FC、「完全五割」を達成

 今日はJリーグ最終戦でした。まず、12時半からJ2が一斉に行われました。愛媛FCはアウェイでカターレ富山との対戦でした。
 相手の富山は既に「ブービー」が確定していますが、7月にホームで行われた試合では、先制しながら愛媛が逆転負けしていました。
 その最終戦をネット中継観戦しました。開始16分でCKから石井選手のヘディングで先制し、直後の20分にまたもCKから今度はアライール選手が決め、あっさり2対0となります。

 これは快勝ペースかと思いきや、前半終了直後に1点を返されると、さらに後半に立て続けに2点を失い、逆転されました。愛媛の3失点は今期3度目の事です。
 しかし、終了間際に、後半から入った福田選手が、実に7月以来となる得点を決め、追いつきます。そしてそのまま終了し、3対3の引き分けとなりました。
 これで、愛媛は12勝12分12敗、得点・失点ともに34で得失点差ゼロと「完全五割」を達成しました。これで順位が10位だったら「完全にど真ん中」でしたが、残念ながら11位に終わりました。
 失点34は、昇格した甲府より少なく、福岡と並んで2位タイでした。しかしながら、34得点は、リーグワースト4位でした。その得点力のなさがこの結果となったのでしょう。
 ただ、年間5割も得失点差がマイナスでなかったのも、J2参入してから初めてでした。そう考えると、チーム力は大幅に向上したと言えるでしょう。
 来季はぜひとも守備力を維持しつつ攻撃力をあげ、より上を目指せるような一年を送ってほしいものです。

 続いて、15時半からJ1が一斉に行われました。優勝と降格2チームは既に決まっており、焦点はACL出場権である3位以上争いと、残る一つの降格がどこになるか、でした。
 その降格争いですが、仙台にも可能性はありますが、実質的には東京と神戸の争いとなっていました。東京は自分が勝つか、神戸が負ければ残留です。
 そう考えると東京が有利なようです。しかしながら、神戸はここ6試合負けなしなうえ、東京は前節で先制し、このまま勝てば残留、となりながら、同点に追いつかれるなど、流れはむしろ神戸か、という状況でもありました。
 NHKで中継された浦和-神戸を見ていたのですが、前半で先制します。一方、東京は降格の決まっている京都に先制され、前半終了時点で、「このまま終われば神戸残留」となりました。
 さらに神戸は後半開始直後にPKで追加点を挙げ、さらに追加点を挙げ3対0と、勝利をほぼ確定させます。
 こうなると逆転勝ちするよりない東京ですが、相手のレッドカードで数的優位にたったものの、逆にPKを決められ、0対2となってしまいました。
 神戸はさらに追加点を挙げ、終わってみれば4対0と大勝し、残留を決めました。逆に、昨年ナビスコ杯優勝の東京がまさかの降格となってしまいました。
 J1でも3位の観客数を誇る人気チームでも降格するのですから、厳しいものだと思いました。来季のJ2はどのような闘いになるのでしょうか。
 なお、ACL出場権のほうは、G大阪とC大阪が勝って鹿島が負け、大阪2チームが出場権を得ています。

2010年12月04日 22:12