2010年09月20日

愛媛FC、2年ぶりの四国ダービー勝利

 先週に続き、愛媛FCの試合をTV観戦しました。相手は徳島で、現在、Jリーグに所属する四国のチームはこの二つだけです。そのため、「四国ダービー」と呼ばれ、大いに盛り上がります。
 そのため、前回徳島で行われた試合では、引き分けたにも関わらず、徳島の応援席でトラブルが発生し、首謀者に入場停止処分が課せられた、などという事件も発生しています。
 この対戦、かつては愛媛が勝ち越していました。しかし、2008年7月に勝ったのを最後に、愛媛は連敗中。特に昨年は3戦3敗で、最後には0対6などという惨敗を喫しています。
 そして、通算成績は6勝6敗3分と全くのタイになって、16試合目の四国ダービーとなりました。

 愛媛は久々の連勝と好調ですが、徳島はそれ以上に好調で、引き分けを挟んで3連勝中です。しかもここ3試合はいずれも4得点と、攻撃陣が絶好調でした。
 ところが、試合が始まると、その徳島の攻撃陣を愛媛が封じます。早めの守備で、なかなかシュートまで持って行かせません。一方で、枠には入りませんが、愛媛攻撃陣は積極的に中距離からのシュートを放っていきます。
 そんな中、ゴール近くでのフリーキックという危機が生じます。しかし、ここで前回に続いてスタメンの川北選手が好セーブを見せます。そのこぼれ球を押し込まれますが、これはオフサイドだったため、失点にはなりませんでした。
 一方、ロングシュート主体の攻撃を見せていた愛媛ですが、杉浦選手がうまくゴール前にパスを出す場面がありました。そこにちょうどジョジマール選手が飛び込んできたのですが、このシュートが大きくそれ、惜しい好機を逸します。というわけで、前半は0対0に終わりました。
 後半11分に、愛媛は選手交代を行い、ベテランの大木選手に代わって内田選手が入ります。すると、その内田選手がゴール近くで反則を受け、フリーキックとなりました。
 アナウンサー氏によると、前々回の試合で、内田選手がフリーキックでゴールを決めたのとほぼ同じ位置、との事でした。そのアナウンサー氏の「前回の再現」という予言が当たり、内田選手の放ったシュートは、壁の間を抜け、キーパーが飛びついたその先を、カーブを描きながらゴールに吸い込まれました。
 最近の四国ダービーでは、先制したチームが全て勝っています。この試合も同様に、その後も何度か攻めこまれたものの、守備陣が好調・徳島攻撃陣を最後まで抑え続け、そのまま1対0で勝利しました。
 これでチームは3連勝とするとともに、四国ダービーの連敗を止め、通算でも勝ち越しとなりました。試合後は、四国ダービーの勝利記念である旗が主将である福田選手に送られ、その旗をスタンドのサポーターに渡してともに喜ぶなど、選手・観客とも大いに盛り上がっていました。
 この勢いで、当初の目的である8位以内を達成してほしいものです。

2010年09月20日 12:53