ポスト「ゆとり教育」
最近は誰も言わなくなりましたが、10年ちょっと前に、「ゆとり教育」というものが目の敵にされていた時代がありました。
当時の、あまり詰め込まない、ゆとりのある学習方針が、なんか諸悪の根源みたいに扱われ、その課程の教育を受けていた世代は「ゆとり世代」と呼ばれ、それだけで劣っているとマスコミをはじめ、多くの人々が主張していました。
しかし、この「ゆとり世代」なる言葉がすっかり聞かれなくなった事からもわかるように、そのような事実はありませんでした。
その一方で、今、教員の過重労働、「ブラック部活」など、教育現場でさまざまな深刻な問題が起きています。
それを見ると、どうやら「ゆとり教育」をやめた事は誤りだったのでは、と思えてきます。
まあ、これに限らず、あの頃さんざん否定されていたものが、後から見ると否定する必要があったのかと思えてくるものは、色々とありますね。
2018年03月10日 22:09