2007年06月10日

連日の二桁残塁で1ヶ月ぶりの連敗

[ 野球 ]

 名古屋のドラゴンズ対マリーンズは中田投手と小野投手が先発。今日は里崎選手と青野選手がはずれ、その場所にそのまま橋本選手と塀内選手が入りました。橋本選手は今季初のクリーンアップです。
 初回、1死から早川選手が安打すると、2死後に中田投手が制球を乱します。サブロー選手に死球を当てた後、橋本選手に得意の四球を選ばれて満塁に。しかし続くベニー選手が中飛に倒れ、昨日に続き、初回の先制機を逃します。
 その裏、小野投手は1・2番を内野ゴロに打ち取りますが、そこから福留選手・ウッズ選手・森野選手にいずれも中前に三連打され先制されます。さらに続く井上選手には左翼線を抜かれ、2死無走者からの4連打で計3点をいきなり失ってしまいました。

 続く2回表、1死から根元選手が安打するも、続く打席の小野投手は犠打を二つファウルします。ところがその後に中田投手の暴投で走者が進むと、またもや好機を貰いますが、ここも続くTSUYOSHI選手が倒れます。
 一方、小野投手はその裏に先頭の谷繁選手にまたもや中前打を打たれ、犠打で進まれますが、1・2番を抑えます。すると、そこからは好投を見せ、内野ゴロの山を築きます。
 しかし、今日も打線が好機を生かせません。3回の1死1・2塁も連続三振で終わります。5回にやっとサブロー選手の適時打で1点を返しますが、続く6回、連続四球で無死1・2塁とし、続く塀内選手はバントするも、投手のほぼ真正面。ところが、これを中田投手がつかみきれず、結果的に犠打成功とまたもや好機を貰います。しかしここも根元選手、さらには代打の堀選手が倒れ、2回1死から5回まで完璧に抑えた小野投手は黒星の権利がついたまま降板となってしまいました。
 続く7回、二番手の岡本投手に対し、1死から早川選手が安打すると、盗塁も決めます。ここで福浦選手の適時打が出て1点差に迫りますが、ここも後続はありません。
 するとその裏、前の回は三人で抑えた2番手の高木投手が1死から英智選手に左前打を打たれます。そして英智選手の好走塁でこれが二塁打になります。ここでマリーンズは三番手の小宮山投手を投入。しかしかつてベイスターズでバッテリーを組んでいた谷繁選手に適時二塁打を打たれ、再び突き放されます。
 直後の8回、先頭のベニー選手が安打し、内野ゴロで走者が根元選手に入れ替わった後、二死から代打の竹原選手が四球を選び、1・2塁と、長打が出れば同点の場面を貰います。平井投手は制球が良くなく、続くTSUYOSHI選手への初球もボールになります。ここで落合監督がマウンドへ。変なタイミングで来るものだ、と思っていたのですが、何かを話してベンチに戻ります。その直後に、平井投手は二塁に牽制球。根元選手が戻れず、チェンジになります。もしかして、落合監督はベンチから根元選手のリードに気づいたのでしょうか。
 その裏、2死1・2塁からの左前打をベニー選手の好返球で刺す、という好守備でダメ押し点は防ぎます。
 しかし9回表には、ここ2試合、あまり良くなかった岩瀬投手に1番からの攻撃を三人で抑えられて試合終了。4対2でドラゴンズに敗れ、5月の3・4日以来となる連敗を喫しました。好機を貰いながら、二日連続で二桁となる10残塁が響きました。観客数は3万7千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ホークスはジャン投手と杉内投手が先発。雨で30分遅れて始まった試合は、ホークスが先制して1対0で迎えた5回裏に再び豪雨で中断しますが、1時間11分後に再開します。このあたり、代替試合が難しい交流戦ならでは、という感じです。
 今日のタイガースはウイリアムス投手・久保田投手の後に橋本健投手、という継投で追加点を許しません。しかし、杉内投手は3安打5四死球ながら8回まで0点に抑えます。
 しかし9回裏、先頭の鳥谷選手が二塁打で出塁すると、不振のシーツ選手に代わって7番右翼でスタメンに入っていた浅井選手が犠打を決めた後、野口選手の犠飛で同点に追いつきます。そして10回裏、1死から関本選手が二塁打を放つと、続く林選手が右翼席にサヨナラ2ランを放ち、タイガースが3対1で勝ちました。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 広島のカープ対合併球団は高橋投手と川越投手が先発。2回に新井選手の15号ソロでカープが先制しますが、6回に1死満塁から代打で登場したラロッカ選手の押し出し死球で合併球団が追いつきます。
 そのまま1対1で迎えた9回裏、先頭の栗原選手が四球で出るも、代走の松本選手が盗塁失敗。そこから新井選手と喜田選手の安打で1死1・3塁としますが、後続がなく、サヨナラ機を逸します。
 すると延長に入った10回表、永川投手の替わりはなを北川選手が6号ソロを放って勝ち越し。その裏、カープも1死3塁の同点機を作りますが、加藤大投手に抑えられ、合併球団が2対1で勝っています。観客数は1万4千5百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ライオンズは土肥投手とギッセル投手が先発。初回にライオンズが先制しますが、2回にベイスターズが一気に4点を取って逆転。さらに5回には失策などにつけこんで1安打で3点を追加します。
 土肥投手は8回を3失点で6勝目。ライオンズはこれで9連敗となり、何と最下位に転落しています。観客数は1万2千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対イーグルスは16時開始。名古屋ではたまにある開催時間ですが、屋外球場による「本当の薄暮試合」はかなり久しぶりかと思われます。先発はグライシンガー投手と朝井投手。2点リードされていたイーグルスが7回に追いつきますが、その裏に宮出選手に3号3ランが出てスワローズが即座に勝ち越し。9回に高津投手から鉄平選手の3号と山崎武選手の25号とソロ2本でイーグルスも1点差に迫りますが、最後は抑えられ、スワローズが5対4で逃げ切っています。観客数は2万人ほどでした。
 唯一のナイターとなった東京ドームの読売対ファイターズは木佐貫投手とグリン投手が先発。2回に坪井選手の適時打で先制し、7回にはセギノール選手の13号2ランで追加点。読売も7回に1点を返し、9回にも1点差とした後さらに2死満塁としますが、最後は何かの事情で出場できなかったマイケル中村投手の替わりを務めた江尻投手が逃げ切って今季初セーブ。ファイターズが3対2で逃げ切っています。観客数は4万4千人ほどでした。

2007年06月10日 23:14