2007年06月13日

初回の大量点で連敗止める

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対カープは久保投手とフェルナンデス投手の先発。フェルナンデス投手は一日空いたとはいえ、前の試合で交代完了しています。前回の試合で最後を投げた投手が次の試合で先発、というのはいつ以来なのでしょうか。対するマリーンズ打線は、今日は指名打者で橋本選手が七番に、二塁手は久々の堀選手で八番でした。
 初回、先頭のTSUYOSHI選手が安打すると、続く早川選手がストレートの四球。すると福浦選手が右翼席に3号3ランを放ち、早くもマリーンズが先制します。その後も攻撃が止まらず、続くサブロー選手が三塁打を放った後、1死後にベニー選手が適時打、そして橋本選手の二塁打で2・3塁とすると、堀選手の内野ゴロ、さらには失策もあって早くも打者一巡で一挙6点。失策で出塁した青野選手が牽制死したため、残塁なしの6得点という、連敗中の効率の悪さが嘘のような先制でした。

 一方、久保投手は初回を三人で抑え、2回も先頭打者に安打されたものの、すかさず併殺。続く3回も先頭打者に安打されますが、ここも後続を抑えます。
 カープも初回でフェルナンデス投手を諦め、2回から長谷川投手が登板。4イニングで6三振を奪うという好投で、締まった試合展開になります。
 久保投手は5回まで4安打無失点。そして6回も内野ゴロ二つで簡単に2死を取ります。しかし、そこから梵選手に内野安打をされると、続く喜田選手に二塁打を打たれて2・3塁に。続く新井選手にはバットを折ってどん詰まりの当たりとしますが、折れたバットがボールと一緒に三塁に飛ぶ、という不運があり、さすがに青野選手も処理できず、1点を返されます。すると続く前田選手にも2点適時二塁打が出て計3点。一気に差を詰められます。
 しかし久保投手は続く7回も2死から連打されますが、今度は抑えます。そして8回も薮田投手が無安打に抑え、カープにそれ以上の反撃を許しません。
 一方、打線は2回から7回まで、長谷川投手さらには横山投手に抑えられてきました。しかし8回裏は、四番手の青木勇投手に対し、無死から里崎選手とベニー選手が初回以来となる連打。橋本選手の犠打は失敗したものの、続く塀内選手の左飛をベニー選手の代走で出ていた代田選手が俊足を飛ばして三塁へ。すると次の青野選手の時に暴投が出て、代田選手が生還。初回以来となる得点で貴重なダメ押し点を挙げます。
 これでセーブはつかなくなりましたが、一週間以上登板がないこともあり、9回は小林雅英投手が登板。簡単に三人で抑え、7対3で勝って試合終了。連敗は3で止まりました。観客数は2万3千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースは岸投手と中村泰投手が先発。中村泰投手は今日も制球難が復活しており、いきなり2四球で走者をためると、カブレラ選手に先制適時打をされ、さらに内野ゴロで2点目。続く2回も3四球で満塁として早くも被安打1ながら5四球で早くも降板。さらに二番手のダーウィン投手が犠飛と中島選手の適時打で2点を失い、この2回は2安打で4点を失うという展開でした。
 タイガース打線は3回表に連打で無死1・2塁としますが、1番からの三人が倒れます。さらに続く4回の無死1塁も得点できません。
 二番手のダーウィン投手も小刻みに失点し、打線のほうも5回以降は好機らしい好機がありません。結局、岸投手の前に4安打1死球で2試合連続の完封負け。一方の岸投手は時間差で今季新人初の完封となりました。これでライオンズの連敗は10で止まっています。観客数は2万4千人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ドラゴンズは田中投手と朝倉投手が先発。初回のドラゴンズが2死から安打と2四球で満塁としますが、続く井上選手が倒れ、先制はなりません。そしてそこから田中投手は2回から5回まで無安打、6・7回も安打はされますが、後続を断ちます。一方の朝倉投手も4回には失策で1死1・3塁とされますが、続くリーグ二冠王の山崎武選手を併殺に抑えて、ここを凌ぎます。その結果、7回まで両チームあわせて5安打という投手戦となります。
 そして迎えた8回裏、先頭のリック選手が安打。そして1死後にここまで無四球だった朝倉投手が連続四球で満塁に。すると代打の草野選手の適時打でついにイーグルスが先制。さらに鉄平選手が適時打で続き、渡辺直選手の犠飛と礒部選手の適時打でイーグルスが一挙に4点を挙げます。
 そして9回、田中投手は1死から連打され、さらに四球でこの試合2度目の2死満塁となります。しかし、最後は井端選手を三振に打ち取り試合終了。6安打6四死球ながら9奪三振で、4勝目をプロ初完封で挙げました。高卒新人の完封は一昨年のダルビッシュ投手以来。ちなみにその前は松坂投手です。
 イーグルスの連敗とドラゴンズの連勝はともに4で止まっています。観客数は1万6千3百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ベイスターズは木下投手と寺原投手が先発。7回までともに3安打無失点の投手戦となります。しかし8回表、木下投手は2死を取った後に連打されて2・3塁に。ここで代打の種田選手が2点適時二塁打を放ち、ついにベイスターズが先制します。
 ファイターズも9回裏、クルーン投手から先頭の小谷野選手が二塁打を放つと、続く代打の高橋選手が適時打を放って1点差とします。その後稲田選手が送って1死2塁とするも、そこから金子誠選手と森本選手が倒れて試合終了。2対1で勝ったベイスターズが連勝を4としています。観客数は2万1千3百人ほどでした。
 福岡のホークス対スワローズは新垣投手と石川投手が先発。初回にガイエル選手の11号2ランでスワローズが先制するも、その裏、ホークスが打者一巡で4点を取って一気に逆転します。その後も点の取り合いとなりますが、7回に3点を追加してダメを押したホークスが9対5で勝利。ファイターズと入れ替わって2位に復帰しています。観客数は3万8百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対読売はデイビー投手と福田投手が先発。2回にローズ選手の20号ソロで合併球団が先制し、3対2で迎えた5回裏にはまたもやローズ選手に対読売4本目となる21号2ランが出て突き放します。その後、読売も反撃するも、最後は加藤大投手が抑え、6対3で合併球団が勝っています。観客数は2万7千5百人ほどでした。

2007年06月13日 23:41