2007年06月09日

猛打と清水直投手の完投で圧勝

[ 野球 ]

 横浜のベイスターズ対マリーンズは加藤投手と清水直行投手が先発。今日は早川選手が外れて代わりに代田選手が今季初のスタメン8番に。また、二塁は一昨日代打適時打を放った根元選手が2番で入りました。
 初回、いきなりTSUYOSHI選手が二塁打を放ち、根元選手の犠打で進むと、福浦選手が右翼席に2号2ランを放って先制。これで4試合連続、交流戦に入って12試合中9試合で初回得点となりました。そして2回には先頭のベニー選手が5号ソロ。ベイスターズはこの回で早くも加藤投手を降板させました。

 一方、清水直投手は初回を三者凡退。3回には先頭打者に安打され、四球も出して1死1・2塁としますが、後続を断ちます。そしてその後も、走者は出しますが、三塁は踏ませません。
 一方、ベイスターズは3回から高宮投手を投入しますが、効果がありません。TSUYOSHI選手が安打し、根元選手が再び送り、福浦選手は倒れたものの、2死2塁で打席には4番のサブロー選手。前の打席では「公約」通り連続打数安打記録を止めましたが、ここは適時打を放って4点目を挙げます。
 さらに4回は先頭のベニー選手が死球で出るものの二人倒れて2死1塁の。ところが打席がまわった清水直投手がプロ初安打でつなぎます。すると、続くTSUYOSHI選手が早くも猛打賞となる適時二塁打を放ち、またまた得点を重ねます。
 さらに5回には暴投と青野選手の適時打で2点。6回こそ三者凡退になりますが、7回にはベニー選手の適時二塁打と代田選手の今季初打点となる内野ゴロで2点。8回には福浦選手のあわや本塁打という適時二塁打などで3点を追加し、遂に二桁12点となります。なお、この8回、2死から代打で登場の竹原選手が二塁ライナーで倒れ、中継のほうも広告に入ります。ところが、実はこれが打撃妨害で試合は続行。スカパーでは珍しい、「広告が中継にかぶる」という現象が発生しました。なお、竹原選手の打撃妨害は5月8日以来で2度目です。1ヶ月に2回というのかなり珍しいのではないでしょうか。
 一方、清水直投手は終盤になっても得点は許しません。7回は先頭打者に安打されますが、ここも後続を断ち、8回は2死から初めて長打となる二塁打を打たれますが、ここも次打者を抑えます。
 一方、打線は9回に代田選手が二塁打を放ち、ついに先発全員安打を達成します。その裏、今季初完封のかかった清水直投手は簡単に2死を取ります。しかしそこから二塁打を打たれると、続く吉村選手に左翼線を抜かれ、「あと一人」から完封を逃します。もっとも、大勢には影響がなく、続く相川選手を打ち取って12対1で試合終了。完投で今季2勝目を挙げました。
 攻防ともに快勝でこれで連勝は4に伸びています。観客数は1万6千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対合併球団は上園投手と平野佳投手が先発。新人の上園投手はプロ初登板です。その上園投手、いきなり先頭の村松選手に安打されると盗塁を許し、さらに内野ゴロで三塁に進まれた後、北川選手の犠飛でいきなり先制されます。
 しかしそこからは好投。2回を三者凡退に抑えると、三回は先頭打者に安打されるも、犠打を捕球して併殺と自らの守備で危機を凌ぎ、4回の1死1・2塁も抑えるなど、5回を4安打2四球1失点に抑えます。
 しかし、打線は前回得点できなかった平野佳投手に今日も抑えられます。3回まで走者が出せず、4回に赤星選手が初安打を放つも併殺で潰れるなど、7回まで2安打0点に抑えられます。
 タイガースは6回を橋本健投手、そして7・8回はすっかり僅差での負け試合の登板が普通になった久保田投手が0点に抑えます。
 そして8回、先頭の今岡選手がチーム3本目の安打を放つと、続く鳥谷選手が犠打を狙いますが、これが小飛球に。しかも打った直後に球を見て立ち止まってしまい、取りに行った日高選手にぶつかって守備妨害になってしまいます。そしてこの判定に対して怒った岡田監督が退場に。その後、シーツ選手の内野安打などで2死1・3塁としますが、結局得点できません。
 9回表は藤川投手が投げ抑えるとその裏、合併球団はここまで4安打無四球無失点で球数も101球の平野佳を降板し、加藤大投手を投入します。しかし、先頭の赤星選手が四球で出塁します。続く関本選手の犠打は失敗するも、今日ここまで3三振の林選手が二塁打を放って1死2・3塁に。続く金本選手は敬遠の後、先ほどの代走から出場の藤本選手がフルカウントから押し出しの四球を選んで追いつきます。ここで合併球団は高木投手に交代しますが、流れは止まらず、3球目が鳥谷選手の背中に当たり、連続押し出しで逆転サヨナラとなり、タイガースが2対1で勝ちました。観客数は4万5千6百人ほどでした。

 松山のスワローズ対ファイターズは館山投手と吉川投手が先発。初回にスワローズが2死1・2塁とし、宮本選手が安打を放ちますが、森本選手の好返球で本塁アウトとなり、先制できません。スワローズは2回も無死2塁から二死満塁にしますが、ここも得点できず、4回の無死1塁も併殺で潰します。
 一方のファイターズも初回と5回の無死1塁を生かせず、0対0で6回を迎えます。この回先頭の森本選手が安打しますが、田中賢選手が犠打を失敗、稲葉選手も倒れ、走者が進みません。しかしここでセギノール選手が右翼席に2試合連続となる12号2ランを放ち、ファイターズがついに先制しました。
 吉川投手はその裏も先頭打者に安打され、2死1・2塁に。ここで代打の小野選手が告げられると、押本投手に交代。対するスワローズも代打の代打で鈴木健選手を起用しますが、ここは押本選手が投げ勝ちます。
 そのまま2対0で迎えた7回裏、2死からラミレス選手が安打するとファイターズは三番手の金森投手をマウンドに。ところがここで豪雨が降り、そのまま降雨コールドになりました。ファイターズはこれで14連勝。吉川投手は今年の高卒新人で二人目となるプロ初勝利を挙げています。観客数は1万5千7百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ライオンズは山本昌投手とグラマン投手が先発。山本昌投手は立ち上がり制球が定まらず、3四球で満塁とした後、江藤選手と平尾選手の連続適時打で3点を失います。しかしその裏、グラマン投手も制球が悪く2四死球さらには失策でこちらも無安打で満塁に。そこで森野選手の適時打の後、井上選手に走者一掃の適時三塁打が出て、ドラゴンズが逆転します。
 その後、ライオンズが5回に追いつきますが、7回に福留選手の10号ソロでドラゴンズが再び勝ち越し、1点差で9回を迎えます。
 マウンドは当然ながら岩瀬投手。しかし、1死から内野安打で走者を出すと、続く中島選手が初球を左翼席に運び、ライオンズが逆転します。
 ところがその裏、連敗の影響で中十日での登板となった小野寺投手が、これまた1死から福留選手を歩かせ、ウッズ選手は三振に打ち取りますが、続く森野選手が内野安打で2死1・2塁とします。ここでスタメン6番に入っていた英智選手が初球を弾き返すと球は一塁線を抜け、2塁走者さらには1塁の森野選手も一気に生還。逆転サヨナラ三塁打となりました。ドラゴンズの連敗は3で止まり、逆にライオンズは7連敗となっています。観客数は3万4千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ホークスは青木高投手とガトームソン投手が先発。カープが栗原選手の10号3ランで先制しますが、7回に多村選手の9号ソロと柴原選手の適時打でホークスが追いつきます。
 その裏、嶋選手の4号ソロでカープが即座に勝ち越しますが、直後の8回、2死1・2塁から多村選手の適時打でホークスが追いつきます。ここでカープは永川投手を投入しますが、松中選手を歩かせて満塁とした後、小久保選手に勝ち越しの2点適時打が出て、ホークスが遂に勝ち越します。そして8回は水田投手が抑えると、9回は馬原投手が抑え、ホークスが6対4で勝ちました。観客数は2万2千1百人ほどでした。
 東京ドームの読売対イーグルスは高橋尚投手と有銘投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千8百人ほどでした。

2007年06月09日 00:26