2007年06月23日

今季最多失点で4連敗

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対マリーンズはグライシンガー投手と小林宏之投手が先発。今日はチーム連敗中の中打撃好調の根元選手が初の一番で遊撃に、二塁には早坂選手が入りました。
 1回裏、小林宏投手は1死から連打で2・3塁とされると、続くガイエル選手に15号3ランを打たれ、先制されます。これでガイエル選手は3打席連続の本塁打となっています。さらに再びそこから走者を出し、福川選手の適時打で4点目。小林宏投手は今季初の1イニング4失点となってしまいました。
 直後の2回表、前の試合で足を痛めたものの、大した事がなく今日もスタメンのベニー選手が2試合連続となる8号ソロを放って1点を返します。続く3回も1死から小林宏投手と根元選手の連打で好機を作りますが、後続が倒れます。

 一方、2・3回は立ち直って三人ずつで抑えた小林宏投手ですが、続く4回、2死2塁から青木選手の遊ゴロが俊足で内野安打となると、続く田中浩選手に適時二塁打が出て2点を追加され、今季最多の6自責点でこの回で降板となってしまいました。
 さらに続く5回に二番手の小宮山投手が登板しますが、いきなり失策で走者を出し、さらに死球で走者をためた後、福川選手に適時打を打たれ、さらに青木選手の内野ゴロがまた失策となった後に田中浩選手の適時三塁打と、この回2安打で4点を追加され、続く6回にも1点を取られてついに10点差となってしまいます。
 打線はグライシンガー投手の前に4回から7回まで無安打に抑えられます。やっと8回に先頭の青野選手のポテン安打をラミレス選手が大きく弾いて三塁打とし、2死後に根元選手と早川選手の連続二塁打でやっと2点を返します。
 しかしその裏、四番手の藤田投手が3連打で1点を追加されます。続く城石選手は打ち取って、土曜のタイガース戦から続いていた連続被安打を8で止めましたが、さらに3安打されてこの回計6点を失ってしまいました。
 9回はプロ初登板の高市投手から連打で無死2・3塁とするも、そこから三人が打ち取られ、結局17対3で試合終了。今季最多の失点で今季最多の4連敗となってしまいました。観客数は2万3千1百人ほどでした。
 ところでこの試合の中継はスカパーのフジテレビ739で見ていたのですが、前半は地上波でも中継していました。何でもこの試合は「東京オリンピック招致キャンペーン」とのこと。フジテレビも協力し、随所でそのネタを振っていました。フジテレビが石原都政に媚びるのは社風だから仕方ないとは思います。しかし、アナウンサー氏の「今日は、場内全てのファンも東京でのオリンピック開催を望んでいます」という発言はいくら何でも来場者に非常に失礼すぎると思いました。少なくとも現時点では、反対者が賛成者を上回っているのに、野球場では賛成派ばかり、というのはありえない話でしょう、
 途中からは地上波も終わり、オリンピックの話題も一切出なくなりました。聞いていて落ち着いたとともに、こんなしょうもないタイアップばっかりやっているから、地上波の中継はつまらないのだな、と改めて認識させられました。

 広島のカープ対イーグルスは黒田投手と有銘投手が先発。2回に山崎武選手の左翼ポール際に入る26号ソロでイーグルスが先制します。しかしその回の1死1・2塁、4回の1死満塁はいずれも黒田投手が踏ん張り、追加点は取れません。
 有銘投手は5回まで3安打でしたが、6回に安打と2四球で1死満塁としたところで降板。イーグルスは二番手に青山投手を投入しますがこれが誤算。代打の前田選手に押し出し死球で同点となった後、さらに代打の喜田選手に適時打が出て逆転。続く東出選手にも2点適時打が出て一挙にカープは4点を挙げます。
 逆転してもらった後の黒田投手は7回から9回までを1安打。今季4度目の完投で7勝目を挙げています。観客数は1万5千1百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対合併球団は三浦投手と平野佳投手が先発。仁志選手の6号となる先頭打者本塁打で先制したベイスターズが、3回には三浦投手の二塁打を足がかりに村田選手の11号2ランなどで3点を追加します。
 ベイスターズは8回に村田選手の12号ソロでダメ押し。一方の三浦投手は8回を4安打3四球で0点に抑え、9回も簡単に2死を取りますが、続く後藤選手に4号ソロを打たれて完封を逃します。しかし1失点完投で今季5勝目。ベイスターズは久々の貯金1となっています。観客数は1万5千1百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ホークスは川上投手と杉内投手が先発。2回に谷繁選手の適時二塁打で先制したドラゴンズが3回に2点を追加。さらに4回はプロ初出場初スタメンとなった柳田選手に本塁打が出て、ドラゴンズが4対0と点差を広げ、杉内投手をKOします。
 ところが続く5回裏に新外国人のスタンドリッジ投手が2四球を出しながら無失点に抑えると試合の流れが変わります。先頭の本多選手が幸運な内野安打で出塁すると、川崎選手・小久保選手が連続長打で2点を返し、1死後さらに柴原選手と吉本選手の連続二塁打で追いつきます。そして続く松田選手に今季1号となる2ランが出てついに逆転。川上投手はこの回6失点でKOとなりました。
 8回裏に2死1塁でホークスは馬原投手を投入。対するドラゴンズは代打の井上選手が二塁打を放ち、2・3塁と一打同点の好機を作ります。しかし、続く代打の立浪選手が倒れ、結局無得点。9回も安打は出ましたが、0点に終わり、6対4でホークスが逆転勝利。スタンドリッジ投手が来日初登板初勝利を挙げています。観客数は3万8千2百人ほどでした。
 ひたちなかで行われた読売対ライオンズは高橋尚投手とジョンソン投手の先発でライオンズが負けたようです。観客数は1万5千人ほどでした。

2007年06月23日 22:21