2007年06月06日

サブロー選手、連日の大活躍

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対読売は小林宏之投手と福田投手が先発。スタメンの顔ぶれは3試合連続で同じでしたが、ベニー選手が五番、里崎選手が六番と入れ替わっていました。
 小林宏投手は、初回に高橋由選手に先頭打者本塁打を喫し、今日も先制されます。しかし、その裏、1死から早川選手の安打と福浦選手の四球で好機を作ると、打席には昨日のヒーロー・サブロー選手。今日もその勢いを持続し、中堅手の頭を越す適時二塁打で、昨日に続き、初回に逆転します。
 さらに3回、先頭のTSUYOSHI選手が安打で出ると、犠打と外野フライで三塁に進み、ここでまたサブロー選手が適時打を放って3点目を挙げます。

 一方、小林宏投手はあまり調子が良くなく、2回以降も毎回走者を出します。しかし、走者を出した後はきっちり抑え、0点に抑えます。
 さらに打線は4回に13打数連続無安打中だった先頭の里崎選手が左翼線を抜く二塁打を放ちます。そして1死後に青野選手が安打でつなぎます。ここで渡辺正人選手の打席で、読売はコーチがマウンドに行きますが続投。一方のマリーンズは代打に根元選手を送ります。そして、前回に続いて福田投手との同級生対決を制し、適時打で追加点。さらにTSUYOSHI選手にも適時二塁打が出ます。
 続く早川選手が敬遠気味に歩いたところで、読売は二番手の野口投手を投入。福浦選手は内野ゴロに打ち取られますが、その間に1点入ります。さらに読売は三番手の会田投手を投入しますが、今のサブロー選手の勢いは止められません。右前に2点適時打を放ち、この試合5打点目。これでマリーンズはこの回合計5得点で8対1としました。また、サブロー選手は、堀選手を抜いて球団新記録となる9打席連続安打を達成しました。この時、カメラがベンチの堀選手を写していたのですが、非常に嬉しそうな顔をしていたのが印象に残りました。
 小林宏投手は6回の失策による無死1塁は凌ぎますが、続く7回、1死から二塁打を打たれると、四球、さらには2-0から死球を出して満塁にすると、犠飛で1点を返されます。結局7回を6安打3四死球2失点という内容でした。
 8回からはここまで防御率1点台の川崎投手が登板しますが、李選手の安打の後、小坂選手の二塁打と、元マリーンズ二人に連打された後、犠飛と適時打で2点を返され、4点差に。さらに走者を一人残した所で打席に清水選手というところで藤田投手が登板します。
 実は一昨年、この対戦で藤田投手は逆転2ランを打たれ、敗戦投手になっています。しかしここはきっちり三振に抑え、かつての借りを返すと同時に反撃を絶ちました。
 9回も薮田投手が一発を浴びてさらに安打されたものの、そこから3番を抑えた後、ライナー併殺で試合終了。マリーンズが8対5で勝って連勝を3に伸ばしています。
 ヒーローインタビューは当然ながら二日連続のサブロー選手。連続打数安打の球団記録を達成した事については、尊敬する堀選手を抜いた事を喜んでいました。ただ、日本記録にあと二つ、という事言われると、二度にわたって「絶対無理です」と断言していました。
 小林宏投手はこれで7勝目。昨日の久保投手に続いて交流戦通算10勝目を達成しています。観客数は2万8千4百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対タイガースは田中投手と中村泰投手が先発。初回、イーグルスは簡単に2死となり、続く礒部選手も遊ゴロを打ちますが、これを鳥谷選手が失策。すると続く山崎武選手が約10日ぶりとなる22号2ランを放ち、イーグルスが先制します。
 さらに3回、中村泰投手が昨年までを彷彿させるような制球難を見せ、連続四球で無死1・2塁。ここで山崎武選手がフェンス直撃の適時二塁打を放って追加点を挙げ、中村泰投手をKO。しかし二番手の渡辺投手も制球が定まらず、四球二つと暴投二つでさらに3点を追加。続く4回もリック選手の2点適時二塁打が出て、序盤で8対0と大量リードします。
 大量援護を貰った田中投手は、2回の無死1塁を併殺で切り抜けると、3・4回といずれも先頭打者に二塁打されますが、ここも0点に抑えるなど、5回まで7安打されながら無失点に抑えます。結局。7回を投げて8安打3四球ながら1失点でした。
 一方、イーグルス打線は8回に3点を挙げてダメ押し。8・9回は吉田投手が古巣相手に0点で抑え、イーグルスが11対1と大勝しています。観客数は2万4百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対カープは木下投手とフェルナンデス投手が先発。2回、右のフェルナンデス投手相手ながら、ナックルボール対策で右打席に入ったセギノール選手の作戦が成功し、11号ソロを放ってファイターズが先制します。
 カープも5回に喜田選手に2号ソロが出て追いつきます。しかし6回、1死から稲葉選手がチーム二本目の安打となる二塁打を放つと、セギノール選手が歩いた後、小谷野選手の併殺性の当たりを松本選手が悪送球し、ファイターズが勝ち越します。そして8回には稲葉選手に6号2ランが出て4対1に。フェルナンデス投手は8回途中まで4安打ながら、その安打が全て得点に結びついてしまいました。
 一方、木下投手は7回を4安打2四球ながらソロの1点のみ。8・9回は武田久投手とマイケル中村投手の継投で抑えて逃げ切り、ファイターズが連勝を13に伸ばしています。観客数は1万9千人ほどでした。

 福岡のホークス対ベイスターズは新垣投手と工藤投手が先発。2対2で迎えた9回表、続投の新垣投手が1死から二塁打を打たれて降板。続く篠原投手が四球で走者をためた後、三番手の藤岡投手が2死満塁から下窪選手に走者一掃の適時二塁打を打たれ、ベイスターズが5対2と勝ち越し。その裏はクルーン投手が抑え、ベイスターズが連勝しています。観客数は3万3千人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ドラゴンズはデイビー投手と小笠原投手が先発。5月の月間MVPを獲得した小笠原投手ですが、今日は2回まで3失点。その後、ドラゴンズも森野選手の8号2ランで1点差に迫り、継投陣も好投しますが、7回の無死1・2塁をライナーゲッツーで潰すなど、あと1点が届かず、3対2で合併球団が勝っています。観客数は1万6千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対スワローズは岸投手と石井一投手が先発。初回に宮本選手のエンタイトル二塁打で先制すると、2回にはソロ2本でスワローズが今日もリードします。石井一投手は7回を5安打2四死球で2失点。そこから木田投手・高津投手という「元メジャー継投」でスワローズが5対2で連勝。一方のライオンズは6連敗となっています。観客数は1万2千人ほどでした。

2007年06月06日 23:54