2007年06月23日

止まる場所を間違えると交通マヒ?

[ 交通 ]

 22日の朝、大宮近くの高崎線で架線切断が発生し、電車が止まりました。これだけで高崎線と湘南新宿ラインに影響が出るわけですが、さらに車両から出た人がいたりして、併走する京浜東北線まで止まってしまったとのことです。復旧したのは5時間後との事でした。
 この原因としてJR東日本が発表した原因は赤信号が急に出て、運転士が止めた場所が悪く、それで架線が切れたとの事でした。基本的には「運転士のミス」という扱いです。

 もしそれが日本の鉄道でも一つか二つしかない特別な場所だったらまあ仕方ないかもしれません。しかしその場所は首都圏では3~4キロごとにあるそうです。
 電気工学の事はまったくもって分かりませんが、いくらなんでもそんな危険な箇所がそんなにある、というのはどうなのでしょうか。特に昨今では、事故のみならず、「危険信号を受信したため」などといってしょっちゅう、電車が駅間で急停止します。
 その急停止に、ちょっと位置を間違えると、架線切断によって5時間止まる危険性がある、というのはいくら何でもありえない話です。
 いくら「止まるのに不適切な場所」があっても、そこに止まるだけで架線が切断されないような対策は施すのが当然だと思うのですが・・・。
 これは架線だけなのでしょうか。それとも他にも、「ちょっと止まる場所を間違えると大変な事になる」という類の危険が少なからず存在するのでしょうか。改めて、この鉄道会社グループの安全管理の杜撰さと、客に迷惑をかけた責任を社員に押しつける体質を再認識させられました。

2007年06月23日 02:25