2007年06月15日

連日の打者一巡で連勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対カープは小林宏之投手と青木高投手が先発。今日は左の青木高投手という事もあり、竹原選手が7番左翼で約一週間ぶりにスタメンに入った以外は昨日とほぼ同じ顔ぶれでした。
 初回、1死1塁から早川選手が二塁打を放つと、2死後に今度はサブロー選手が二塁打を放ち、今日もマリーンズが先制します。一方の小林宏投手は初回、2回と抑え、3回も簡単に二死を取ります。しかしそこから梵選手に安打されると、四球の後に新井選手に適時打を打たれ、同点に追いつかれます。

 ところが追いつかれた直後の3回裏に昨日に続いて打線が爆発。1死からTSUYOSHI選手と早川選手の連打で好機を作り、福浦選手の適時打でまず勝ち越し。さらに二死後に里崎選手の適時三塁打とベニー選手の6号2ランが出ます。さらに攻撃は止まらず、四球と堀選手の安打で再び1・2塁として、この回先頭だった青野選手の適時打で計6点。昨日初回に続く打者一巡の大量点で青木高投手をKOし、試合の主導権を握りました。
 さらに続く4回には里崎選手の適時二塁打で8対1とさらに差を拡げます。一方の小林宏投手は試合開始から降り続ける雨で足場の悪い中、カープ打線を抑えます。5回に1死から連打されるも併殺で切り抜けて無得点。天候の事もあり6回5安打3四球1失点で降板しました。
 続く7回表を川崎投手が抑えた後、さらに雨が強くなり試合が中断します。大差という事もあり、このまま終了かと思いきや、20分弱で再開します。そして四番手のマルテ投手に対し、安打と四球で無死1・2塁とすると、途中から守備で入っていた渡辺正選手の2点適時二塁打とTSUYOSHI選手の適時打で3点を追加します。
 直後の8回表に小宮山投手が3点を失います。しかしその裏、先頭の代打・橋本選手が安打で出ると、続く代打・田中雅彦選手が右翼手前に落とすプロ初安打でつなぎます。そして死球で満塁にした後、代打の根元選手の2点適時二塁打とTSUYOSHI選手の犠飛で3点を取り、ついに今季最多タイの14点を挙げました。
 そして9回表は高木投手が抑えて14対4でマリーンズが連勝。今季の対カープは4連勝で終わりました。小林宏投手は8勝目で交流戦通算勝利も昨日の久保投手に並んで首位となる11勝としています。そして、その小林宏投手が自ら推薦し、プロ初安打の田中雅選手と二人でお立ち台に上がっていました。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースはジョンソン投手と上園投手が先発。怪我で帰国していたジョンソン投手は3月25日以来、今季2度目の登板です。タイガースは昨日プロ初出場初スタメンだった庄田選手を1番で起用。すると期待に応え、いきなり二塁打を放ち、金本選手の適時打でタイガースが先制します。
 しかし、その裏にカブレラ選手の適時打でライオンズがすかさず同点に。その後は両先発が頑張り、1対1のまま中盤となります。しかし6回にはカブレラ選手の12号、7回には江藤選手の1号とソロ2発でライオンズが勝ち越します。
 ジョンソン投手は7回で降板し、8回から三井投手が登板しますが、先頭の赤星選手が安打し、1死後に金本選手の適時三塁打が出ます。そして続く今岡選手の犠飛で同点に。さらに安打と四球で2死1・2塁としますが、野口選手が三番手の岩崎投手にフルカウントから三振に打ち取られ、勝ち越すことができません。
 その裏、タイガースは久保田投手を投入しますが、1死から連打で2・3塁に。そしてカブレラ選手を敬遠して満塁とした後、続く和田選手の打球は高く弾んだ三塁ゴロに。本塁送球はできずに、ライオンズが再び勝ち越します。
 タイガースも9回に小野寺投手相手に連打で1死1・2塁としますが、そこから林選手と金本選手が連続三振に打ち取られて試合終了。ライオンズが4対3で勝っています。岩崎投手は28登板目でプロ初勝利を挙げました。観客数は2万1千5百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは高卒新人の吉川投手と工藤投手という「25歳差対決」。3回表にベイスターズが先制しますが、その裏にファイターズが稲葉選手の適時打などで3点を取って逆転します。
 5回まで1点に抑えた吉川投手ですが、6回に連続四球と安打で満塁として降板。そして2番手の押本投手が適時打さらにはボークと押し出しで逆転されます。
 ところがその裏、ファイターズは1死から連打して1・2塁とし、代打に田中幸選手が登場。当たりは二塁ゴロでしたが、目の前の一塁走者の川島選手が走っており、仁志選手は捕れません。しかし、捕球体勢に入っていない、という事で守備妨害とならず、二塁走者が生還して同点に。さらに、抗議した大矢監督が、所定の時間をこえたため、「遅延行為」で退場になってしまいます。
 その後、7回表にベイスターズが勝ち越し、その裏にファイターズが逆転。しかし8回に登板した武田久投手が連打で無死1・3塁とし、犠飛でベイスターズが追いつきます。
 そして試合はそのまま延長戦に。ファイターズは11回裏に2死からセギノール選手が歩いた後、飯山選手の安打で1・2塁とサヨナラ機を作ります。この時点で残っている野手は捕手の鶴岡選手のみ。するとファイターズはセギノール選手の代走に、須永投手を起用します。そしてボークで2・3塁としますが、紺田選手は三振。DH制で投手がサヨナラのホームを踏む、という事にはなりませんでした。
 結局12回も両チーム無得点で6対6で引き分け。観客数は1万9千2百人ほど。試合時間は5時間53分でした。

 仙台のイーグルス対ドラゴンズは有銘投手と小笠原投手が先発。ドラゴンズは試合開始前の練習でウッズ選手が腰を痛め、急遽中村公選手が四番に入りました。すると、初回に1死2塁からその中村公選手に適時打が出てドラゴンズが先制します。
 イーグルスはその裏、先頭の渡辺直選手の二塁打を足がかりに1死3塁としますが、3・4番が倒れます。すると、そこから小笠原投手の前に6回まで安打が出ません。
 しかし7回裏、この回先頭のリック選手にチーム2本目の安打となる2号2ランが出てイーグルスが追いつきます。そしてそのまま得点が入らず、延長戦になります。
 ドラゴンズは今日も走者は出るも残塁の山、という拙攻。11回で11安打4四球と走者は出すものの、連日の二桁となる11残塁を記録します。
 そしてともに岩瀬投手・福盛投手を起用して迎えた11回裏、1死から山崎武選手が安打しますが、そこで雨が強くなり、そのまま試合終了。1対1の引き分けに終わりました。観客数は1万2千6百人ほどでした。

 福岡のホークス対スワローズはガトームソン投手と館山投手が先発。昨日同様、初回にガイエル選手が2ランを放ち、スワローズが先制します。
 一方、松中選手を欠くホークスは4回まで無得点。しかし5回に安打と失策で無死2・3塁とすると、川崎選手の適時打でまず1点を返し、さらに1死後に多村選手に2点適時打が出て、ホークスが一気に逆転します。
 ガトームソン投手は7回まで5安打2四死球で初回の2点のみ。以下、二コースキー投手と水田投手で8回を抑えると、9回は馬原投手が抑え、ホークスが3対2で勝利。ガトームソン投手は古巣相手に1ヶ月と9日ぶりとなる3勝目を挙げています。観客数は3万5百人ほどでした。
 神戸の合併球団対読売は平野佳投手とGG投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万5千3百人ほどでした。

2007年06月15日 00:16