2007年06月03日

渡辺俊投手の好投と終盤の集中打で勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対スワローズは渡辺俊介投手と藤井投手が先発。今日は3試合ぶりに早川選手が2番でスタメン復帰しました。また、昨日盗塁の際に足を痛めたベニー選手もスタメン出場していました。また、DHは竹原選手、二塁は渡辺正人選手でした。
 1回裏、TSUYOSHI選手に今季2本目となる先頭打者本塁打が出て、マリーンズが先制します。一方、渡辺俊投手は、初回、2回と先頭打者に安打され、犠打で進まれます。しかし、そこから後続を抑え、得点は許しません。3回は先頭の福川選手を歩かせ、またまた無死1塁としますが、ここも青木選手を併殺に打ち取り、三人で終えます。

 一方、先頭打者本塁打こそ出たものの、藤井投手はそこからマリーンズ打線を抑え、5回1死まで、13人連続で凡退します。そこからベニー選手が安打し、久々の走者が出ます。さらに2死後に失策で1・2塁となりますが、ここでも追加点を挙げることができません。
 すると直後の6回表、前の回を三人で抑えた渡辺俊投手は、この回も1・2番を相手に簡単に二死を取ります。しかしそこからラミレス選手に安打されると、続くガイエル選手にも詰まりながら右前に運ばれ、さらに宮出選手にも2-3から中前に落とされ、同点に追いつかれてしまいます。
 その裏、マリーンズもTSUYOSHI選手が四球を選び、犠打で二塁に進みます。そして二死後にサブロー選手が二遊間を抜きますが、当たりが強かった上に、強肩の青木選手が前進守備をしていたため、俊足のTSUYOSHI選手も本塁突入できません。続く里崎選手が倒れ、結局勝ち越せませんでした。
 渡辺俊投手は7回にも2死から二塁打を打たれますが凌ぎ、続く8回は三者凡退に抑えます。するとその裏、先頭の渡辺正選手に代打で堀選手を起用すると、これが成功。あわや本塁打という当たりを左翼に放ち、これがチーム4安打目の二塁打となります。さらにTSUYOSHI選手が安打でつなぎ、内野ゴロで1死2・3塁となった後、福浦選手が右中間を抜く2点適時打を放ち、ついに勝ち越します。さらに、サブロー選手とベニー選手にも適時打が出て、この回あわせて4点。一気に試合を決めました。
 援護を貰った渡辺俊投手は9回も続投。先頭打者に安打されたものの、そこから三人で抑えて試合終了。今季三度目の完投で、早くも昨年の勝星を上回る6勝目を挙げています。観客数は2万8千8百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対タイガースはグリン投手とダーウィン投手が先発。タイガースは最初の一巡で走者を出せませんが、4回に「調子が良すぎてフォームがぶれた」と言うグリン投手が制球を乱し、四球三つで二死満塁と好機をもらいます。しかし、桧山選手が倒れ、先制できません。
 するとその裏、ここまで1安打投球のダーウィン投手が、1死からセギノール選手と小谷野選手に連続二塁打を喫して先制を許し、さらに高橋選手の犠飛で2点目を失います。
 グリン投手は6回2死まで無安打投球。しかし、そこで林選手に初安打されると、続く7回は無死から連続四球。すると、ファイターズベンチは1安打無失点のグリン投手を降板させます。この継投が成功し、二番手の武田久投手にタイガース打線は抑えられ、得点できません。
 タイガースは7回から2点負けていながら久保田投手を投入しますが、いかんせん打てません。結局、安打は林選手の2本のみ。武田久投手・マイケル中村投手の継投の前に完封リレーを喫しました。一方のファイターズは球団タイの11連勝、さらには交流戦新となる9連勝を飾っています。観客数は昨日と同じ満員の42,222人でした。

 仙台のイーグルス対カープは松崎投手と黒田投手が先発。カープは4回の無死満塁の好機をつぶしますが、続く5回に先頭の喜田選手が安打し、犠打と失策で1死1・3塁となった後、梵選手の内野ゴロの間に先制します。さらに8回には連続KOのために今季初のリリーフ登板となった青山投手から新井選手が適時打を放ち、追加点を挙げます。
 一方、黒田投手は4安打2四球ながら、走者を二人ためる事も三塁を踏ませる事もなく、今季初完封で6勝目。カープが2対0で勝ち、またもやイーグルスは貯金ができませんでした。観客数は1万7千1百人ほどでした。
 福岡のホークス対ドラゴンズは杉内投手と中田投手が先発。6回にドラゴンズが立浪選手の適時打で先制します。しかしその裏、先頭の大村選手が安打すると、続く本多選手の犠打は二塁封殺で失敗させたものの、そこから安打と四球で満塁に。ここで小久保選手が15号満塁本塁打を放ってホークスが逆転に成功します。
 杉内投手は8回を5安打1四球1失点に抑え、リーグ単独首位となる9勝目。防御率一位も維持しました。また、9回を抑えた馬原投手は17セーブ目を挙げています。観客数は3万4千人ほどでした。
 神戸の合併球団対ベイスターズはユウキ投手と吉見投手が先発。怪我でラロッカ選手を欠いた合併球団ですが、4回に北川選手の5号ソロで勝ち越すと、中終盤に着実に追加点を挙げます。投げてはユウキ投手が6回を1失点に抑え、9回に加藤大投手が失点するも、大勢に影響はなく、6対2で合併球団が勝利。ベイスターズは8連敗から1勝を挟んで6連敗となっています。観客数は1万7千8百人ほどでした。
 所沢で行われたライオンズ対読売は木佐貫投手とグラマン投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万4百人ほどでした。

2007年06月03日 17:31