2007年06月02日

小野投手完投も、援護なく連勝止まる

[ 野球 ]

 マリンスタジアムにマリーンズ対スワローズの観戦に行きました。交流戦が始まって3年目ですが、対スワローズの主催試合は初めて。これでマリンスタジアムで対12球団(含・近鉄バファローズ)全カードを観戦した事になります。
 試合前、かつての「東京オリオンズ」が東京音頭を応援歌に使っていた事から、その当時の本拠地である「東京球場」の映像が流れていました。今日は隣に初老の夫婦が座っていたのですが、旦那さんがその映像を見ながら、「あのパンは大きかった」などと話していました。また、見なかったのですが、球場内では荒川区の物産展も行われていたそうです。
 試合のほうは、小野投手と館山投手が先発。打線は本日登録されたばかりの根元選手を即2番スタメンで起用。また、左翼手は今日も竹原選手で、早川選手は3試合連続でスタメン落ち、どこか怪我でもしたのでしょうか。
 小野投手は初回に安打されるも、盗塁失敗があって三人で終え、二回も三者凡退と順調な立ち上がりを見せます。一方、打線は2回裏、先頭のサブロー選手が安打して盗塁すると、続く里崎選手が四球を選んで無死1・2塁に。しかし、続くベニー選手が併殺に倒れ、先制機を逸します。

 すると直後の3回表、2死無走者から9番の福川選手の当たりは左翼に。フラフラと上がったような当たりで、バックスクリーンが表示する風も向かい風なのですが、その風がバックネット裏の観客席に跳ね返ってこの当たりでは「順風」になっているようで、そのままスタンドに入り、スワローズが先制します。
 3回まで1安打だったマリーンズ打線ですが、4回1死から福浦選手が安打すると、続くサブロー選手が右越えの二塁打を放って同点に追いつきます。さらに里崎選手の進塁打の後、ベニー選手が二遊間を抜き、逆転に成功します。しかし、次の竹原選手の打席でベニー選手が盗塁に成功した際、二塁ベースに足をぶつけ、そのまま負傷退場となってしまいました。ズレータ選手・今江選手に続く主力の離脱になりそうで、少々心配です。
 ところが直後の5回表、先頭の真中選手が安打すると、続く宮本選手がバントの構えからバスターエンドランをかけると、これが左中間を抜く三塁打となり、すかさず追いつかれます。さらに1死後に8番の飯原選手が一塁線近くにスクイズを決めます。福浦選手が見送りますが、球は切れず、スワローズが再逆転してしまいます。
 そこからマリーンズは毎回得点圏に走者を進めます。しかし5回の1死2塁、さらには6回の無死2塁から1死3塁をいずれも逃します。さらに7回は竹原選手に代田選手を代打に出すという奇策が成功し、四球と犠打で1死2塁とします。ここで館山投手は降板し、高井投手がマウンドに上がります。しかしここで代田選手が三盗を試みるも惜しくも失敗し、ここでも追いつけません。
 8回も木田投手相手に2死から福浦選手が猛打賞となる二塁打を放ちますが、サブロー選手が三振。9回も高津投手に対し、1死からベニー選手に代わって入った塀内選手が二塁打を放ち、代打・早川選手の内野ゴロで三塁に進みますが、最後は青野選手が倒れて試合終了。小野投手は10安打2四球ながら3失点完投しましたが、援護がなく4敗目。チームの連勝も5で止まっています。観客数は2万7千5百人ほどでした。

 もう一つのデーゲームだった仙台のイーグルス対カープは有銘投手とフェルナンデス投手が先発。4回にイーグルスが1死満塁から藤井選手の犠飛で先制しますが、6回にカープも新井選手に犠飛が出て同点に追いつきます。7回まで8安打しながら1点しか取れなかったイーグルス打線ですが、8回に1死2・3塁から憲史選手の遊ゴロを梵選手が失策してイーグルスが2点を勝ち越し。これが決勝点となり、9回は福盛投手が三者凡退に抑え、イーグルスが3対1で勝利。再び勝率を5割に戻しています。観客数は1万7千6百人ほどでした。

 ナイターは4試合。札幌のファイターズ対タイガースはダルビッシュ投手と杉山投手が先発。3回にファイターズが森本選手と田中賢選手の連続二塁打で先制し、さらに稲葉選手に5号2ランが出ます。直後の4回にタイガースも鳥谷選手の初安打が4号ソロとなって1手を返しますが、その裏に森本選手の適時打などで杉山投手をKO。さらに二番手の吉野投手も連続適時打を打たれ、序盤で7点を奪います。
 一方のダルビッシュ投手は8回を2安打1失点。8対1と大差がついた事もあり、ここでマウンドを降ります。
 しかし9回に「勝戦処理」として久々の一軍登板となった須永投手が大誤算。1死後に2安打と四球で満塁とすると、金本選手に13号本塁打が出て一気に3点差に。さらに三番手の江尻投手も連打で1死も取れずに降板します。さらにマイケル中村投手も先頭のシーツ選手を歩かせて満塁とし、一発出れば逆転の場面を作りますが、浜中選手・関本選手が倒れ、結局8対5でファイターズが勝利。ついに連勝は10にまで伸び、2位ホークスとのゲーム差も0.5となっています。観客数は4万2千2百人ほどでした。

 福岡のホークス対ドラゴンズはガトームソン投手と川上投手が先発。4回にホークスが先制しますが、5回にここまで無走者に抑えていたガトームソン投手がいきなり三連打で満塁とし、1死後に井上選手の適時打で同点に、さらに井端選手が押し出しの四球を選んでドラゴンズが逆転。続く6回には森野選手に7号2ランが出て突き放します。
 ホークスも7回に柴原選手と大村選手の適時打で1点差とし、9回も2死1・2塁で打席に松中選手という好機を迎えますが、ここは岩瀬投手が踏ん張って遊飛に抑えて試合終了。4対3でドラゴンズが逃げ切りました。一方のホークスは3連敗です。観客数は3万3千8百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ベイスターズは平野佳投手と三浦投手が先発。6回までともに3安打無失点の投手戦でしたが、7回に1死から後藤選手が安打して盗塁すると、怪我が治って久々の出場となった阿部真選手に適時打が出て合併球団が先制。さらに村松選手に2点適時打が出ます。平野佳投手は8回まで4安打1四球と完封ペース。ところが9回1死から安打されると加藤大投手に交代。その加藤大投手は暴投などで1点を返されますが、結局合併球団が3対1で勝っています。ベイスターズはこれで5連敗となっています。観客数は2万2千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対読売は西口投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万2千5百人ほどでした。

2007年06月02日 23:02