2007年06月16日

9回の大逆転で敗れる

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対タイガースは清水直行投手と福原投手が先発。今日の指名打者は橋本選手が七番で、二塁は前の試合で代打適時打を放った根元選手が九番で入りました。
 立ち上がり、清水直投手は簡単に二死を取りますが、そこから12打席連続無安打だった林選手に10号ソロを打たれて先制されます。しかし、続く2・3回は安打されるも、直後の打者を併殺で打ち取り、追加点は許しません。
 一方、マリーンズは初回にTSUYOSHI選手が四球で出るも盗塁失敗。しかも首を痛めて次の回の守備で交代してしまいます。そして福原投手の前に2回まで無安打だったマリーンズ打線でしたが、3回に先頭の橋本選手が内野安打を放つと、青野選手も安打で続き2死2・3塁に。ここで早川選手に適時二塁打が出て逆転します。

 さらに続く4回も2死から橋本選手が得意の四球を選ぶと、再び青野選手が安打で続き、最近好調の根元選手が右前に適時打を放って1点を追加します。そして続く5回もこれまた2死無走者からサブロー選手が安打すると、里崎選手とベニー選手の連続二塁打が出て2点を追加し、福原投手をKOしました。
 清水直投手は5回まで毎回安打されながら、ソロの1点のみ。しかし6回、前のライオンズ戦に続いて1番に入り、この回先頭の庄田選手にプロ1号を打たれます。さらに赤星選手と林選手にも連打されますが、金本選手と今岡選手を抑えて2死に。そして続く鳥谷選手の所で高木投手に交代。まだ71球で四球もゼロでしたが、毎回の8安打というのが降板の理由でしょうか。そしてここは高木投手が抑え、反撃を封じます。
 タイガースも二番手の江草投手が6人を完璧に抑えます。ところが7回裏2死でサブロー選手の打席で橋本健投手に交代するとこれが失敗。サブロー選手が5号、里崎選手が4号と、ともに左翼席に打ち込み、7対2と点差を5点に広げます。
 継投陣も7回は荻野投手が、8回は藤田投手がいずれも三人で抑え、5点差のまま最終回を迎えます。
 ところが9回、左の金本選手からという事もあったのでしょうが、藤田投手が今季初となるイニングまたぎの登板。ところがこの続投が大失敗で、三連打で無死満塁となります。マリーンズは急遽、小林雅英投手を投入しますが、これまた大誤算。桜井選手に右翼フェンス直撃の適時二塁打が出ると、浅井選手の詰まった当たりを渡辺正選手が捕りきれず、記録は失策となりさらに1点。続く関本選手の犠打も失敗気味でしたが、一塁送球を選択して1死2・3塁に。やっと1死は取りましたが、狩野選手にも適時打が出て、1点差に。そして赤星選手にもあわや本塁打というファウルが出た後に、右翼フェンス直撃という適時二塁打が出てついに同点となります。
 ここでマリーンズは林選手を敬遠し、金本選手のところで薮田投手を投入、という作戦に出ますが、こうなると何もかも裏目に。金本選手に適時二塁打が出た後、2死後に鳥谷選手と桜井選手に連続適時打が出て、敬遠した林選手まで生還する最悪の形に。3連敗中は3試合で3点しか取れなかったタイガース打線がこの回だけで一挙9点を挙げ、11対7と大逆転しました。
 その裏は藤川投手の前に3番からが三人で抑えられて試合終了。8回までの快勝ペースがまさかの大逆転となりました。
 まあ、長いシーズンがあれば、こんな試合もあるでしょう。一方、タイガースは今季2度目の二桁得点で、借金10の危機を脱しています。観客数は厳しい日差しの中、今季三番目となる3万と9人でした。

 所沢のライオンズ対カープは西口投手と黒田投手が先発。3回にカープが先制しますが、4回に和田選手とGG佐藤選手の連続適時二塁打で逆転したライオンズがこの回4点。さらに5回にも3点を追加し、黒田投手をKO。その後も打線は止まらず、和田選手は2本塁打5打点、福地選手は古巣相手に5打数5安打でした。結局12対2でライオンズが大勝。チームは10連敗後の3連勝。また、西口投手も連敗を止めて6勝目を挙げています。観客数は2万1千8百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対スワローズはユウキ投手とグライシンガー投手が先発。3回にラミレス選手の2点適時打で先制したスワローズが5回には青木選手の9号ソロで追加点を挙げます。合併球団も7回に1点を返して2点差と迫りますが、終盤に継投陣を打込んだスワローズが計4点を追加。7対1でスワローズが快勝しています。観客数は2万5百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ベイスターズは三浦投手と松崎投手が先発。2回に1死1・2塁から下窪選手と相川選手の連続適時打でベイスターズが先制し、早くも松崎投手をKO。さらに代わった青山投手からも2点を追加します。
 一方、三浦投手は走者を出しながら得点は許さない、という先週と同じような感じの好投を続けます。そして終盤にベイスターズ打線が追加点。球数のいっていた三浦投手は8回で降板しますが、大差なだけに関係なく、9対0でベイスターズが快勝しています。観客数は2万1千人ほどでした。

 ナイターは2試合。札幌のファイターズ対ドラゴンズはダルビッシュ投手と川上投手のエース対決。ところが、ダルビッシュ投手は1死から振り逃げを許すと、急に調子を乱します。四球の後、四番に入った福留選手の適時二塁打でドラゴンズが先制。さらに四球二つで押し出し、2点目を献上してしまいます。さらに4回には2死から安打と死球で走者を出し、井端選手の適時打で3対0と差が開きます。
 一方、川上投手は6回まで3安打投球。ところが、7回に先頭の小谷野選手が安打すると、続く高橋選手が左翼席に3号2ランを放って1点差に迫ります。さらに続く坪井選手が四球を選びますが、続く金子誠選手が犠打失敗。次の森本選手が安打を放っただけにこの失敗は大きなプレーとなりました。結局この回、2死満塁までしますが、最後は二番手の平井選投手がセギノール選手から三振を奪い、同点には至りません。
 ダルビッシュ投手も5回以降はドラゴンズ打線を1安打に抑えますが、ドラゴンズは岡本投手・岩瀬投手の継投でファイターズ打線の反撃を封じます。結局そのまま3対2でドラゴンズが勝っています。観客数は3万3千4百人ほどでした。
 福岡のホークス対読売は杉内投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万5千7百人ほどでした。

2007年06月16日 22:21