2018年01月27日

「美談」にできないもの

 大相撲で優勝した力士に関して、「師匠との絆」という感じの「美談」を取り扱った記事をマスコミが流していました。
 しかしながら、その「師匠」については、数日前の報道で、部屋で悪質な暴力事件があったのに、それを公表しなかった事、さらには被害者に対して不適切な態度を取った事が明るみになったばかりです。
 そのような非常識な人物を「素晴らしい師匠」的な感じでもてはやす記事を見た時は、心底呆れました。
 モンゴル人だと、いくら輝かしい優勝記録を立てても、使う技だのインタビューでの言動などをあげつらって「品格がない」などと中傷しているわけです。それが、日本人の親方だと、弟子が一回優勝しただけで、不祥事などなかったかのように持ち上げるのです。
 相撲界も、それを取り巻く報道界も、異常ぶりに拍車がかかっていると思いました。
 まあ、報道のおかしさは、相撲に限った事ではないのですが…。

2018年01月27日 23:34