2007年04月26日

清水直投手、2安打1失点完投も白星つかず

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズはダルビッシュ投手と清水直行投手が先発。開幕戦と同じ顔合わせとなりました。マリーンズは昨日に続いてDHに橋本選手。また、昨日休んだ青野選手が再び三番でスタメン復帰、という打順でした。
 1回裏、清水直投手は昨年から苦手としている森本選手にいきなり三塁打を打たれます。そして1死後、稲葉選手は遊ゴロを打つと、序盤ですのでセオリー通り一塁に送球して先制は許します。ところが、結果的にこれが決勝点となってしまいます。

 2回までダルビッシュ投手に無走者に抑えられてきたマリーンズ打線ですが、3回に先頭のベニー選手が四球で初の走者となると、続く橋本選手の安打がエンドランとなり、無死1・3塁と絶好の同点機を迎えます。しかし、ここで今江選手は詰まった投ゴロとなり、三塁走者ベニー選手が本塁に突っ込むもアウト。その後も打ち取られ。結局、0点に終わります。
 ここまで5試合、いずれもKOされていた清水直投手ですが、今日はいきなり三塁打されたものの、そこからは完璧に近い投球を見せます。2回から5回までをいずれも三者凡退。6回に四球で初回以来の走者を出しますが、ここも無安打に抑えます。
 ところが、ダルビッシュ投手も同様に好投。唯一の得点機である3回を除けば、7回まで全て三者凡退。というわけで、7回までともに1安打1四球という投手戦となりました。
 8回はともに1安打ずつ出ますが、ともに0点に終わり、1対0のまま最終回を迎えます。しかし、ダルビッシュ投手の投球は衰える事なく、今江選手は内野ゴロに、TSUYOSHI選手は三振であっさり二死に。早川選手がフルカウントから四球を選んだものの、青野選手が打ち取られ、今季初の完封負け。清水直投手の2安打1四球の好投を援護することができませんでした。ダルビッシュ投手は4連続完投となる今季初完封で3勝目、17イニング連続無失点となっています。
 これで連勝は5で止まり、一方のファイターズの連敗は6で止まっています。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 福岡のホークス対ライオンズは新垣投手と岸投手が先発。初回にホークスはいきなり連打で好機を作り、多村選手の適時二塁打で先制します。さらに松中選手が四球を選び、無死満塁としますが、ここは岸投手に凌がれ、大量点は奪えません。
 新垣投手は、5回まで毎回走者を出し、しかも4回には暴投二つという内容でしたが、何とかライオンズ打線を6回まで0点に抑えます。しかし7回、1死から四球と安打で1・2塁とすると、細川選手に適時打が出て同点。さらに新垣投手にこの試合3つ目の暴投が出て、ライオンズが逆転します。新垣投手は前回の4暴投と合わせて2試合で計7暴投という制球の乱れぶりとなっています。
 岸投手は2回から7回までを1安打に抑える好投を見せます。ところが8回裏、先頭に代打で登場したアダム選手に2号ソロが出て、ホークスが追いつきます。
 そして迎えた9回裏、ライオンズは同点ながら小野寺投手を投入。しかし、先頭の多村選手が安打し、さらに失策もあって二塁に。続く松中選手を敬遠し、小久保選手の右飛で1・3塁になると、柴原選手も敬遠し、満塁でブキャナン選手を迎えます。ここでブキャナン選手は叩きつけるような当たりを放ち、三塁走者が生還し、ホークスが3対2でサヨナラ勝ちを決めました。
 背筋痛の和田投手に続き、肩に違和感をおぼえた斉藤和投手の登録も本日抹消したホークスですが、これで5連勝。また、ライオンズは今季初の同一カード負け越しとなっています。観客数は3万1千9百人ほどでした。この結果、パリーグは上位3球団がいずれも貯金4でGWを迎える、という形になりました。

 大阪ドームの合併球団対イーグルスは川越投手と林投手が先発。初回に川越投手の立ち上がりを攻めたイーグルスが礒部選手とリック選手の適時打で2点を先制。そして6回には遅ればせながら一軍昇格の憲史選手の適時打で1点を追加します。
 林投手は5回まで3安打無失点でしたが、6回に2死1塁からラロッカ選手に8号2ランを打たれて1点差に。続くローズ選手に四球を出したところで降板となります。
 しかし、そこから継投陣が抑え、1点差のまま最終回に入ります。ところがここで登板の福盛投手が先頭打者に安打されます。続く犠打は二塁封殺したものの、後藤選手に二塁打されて1死2・3塁に。続く大引選手が適時打を放ち、同点に追いつかれます。なお続く1死1・3塁のサヨナラ機は何とか凌いだものの、これで延長戦に。ともに得点圏に走者は出しますが、あと一本が出ず、結局3対3で引き分けとなりました。観客数は8千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズはボーグルソン投手とグライシンガー投手が先発。初回にタイガースが金本選手の適時打で先制。三回にはボーグルソン投手がまたまた安打を放って出塁すると、1死後にグライシンガー投手が来日初四球。すると続くシーツ選手に適時打が出て2点目を挙げます。
 一方、ボーグルソン投手は毎回安打されますが、1回と4回の2死満塁を凌ぐなど、0点に抑えます。しかし5回には連打に失策もからんで失点。5回を1失点ながら8安打4四球という事もあり、ここで降板となります。
 そして6回から早くも久保田投手が登板し、8回途中まで投げます。そして、以下はウイリアムス投手と藤川投手の継投で、安打こそされましたが結局1点も取られずに逃げ切り。3対1でタイガースが勝っています。スワローズは11安打5四球ながら14残塁という大拙攻でした。観客数は3万8千人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープは朝倉投手と大竹投手が先発。初回にカープが無死1・2塁から併殺で好機を潰しかけますが、続く新井選手に適時打が出て先制します。一方、大竹投手は初回から毎回走者を出しますが、併殺二つに盗塁失敗などもあり、ドラゴンズ打線を0点に抑えます。
 朝倉投手も7回まで7安打ながら1点に抑えますが、8回に栗原選手と新井選手に連続適時打が出て2点を追加します。カープは継投陣がドラゴンズ打線を無安打に抑えます。そして3試合連続サヨナラ負け中でしたが、9回も永川投手が三人で抑え、カープが完封リレーで3対0で勝利。連敗を止めています。観客数は2万7千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは木佐貫投手と三浦投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万7千3百人ほどでした。

2007年04月26日 23:49