2007年04月15日

親子ゲームの「子」だけ観戦

[ 野球 ]

 昨年まで、マリーンズの二軍の主催試合は浦和か地方でした。ところが今年はマリンスタジアムでの試合を大幅に増加。しかも、「親子ゲーム」を増やし、その場合、一軍で観戦した人はそのまま二軍も観戦できる、という仕組みにしました。これは、一軍首脳陣が下を見るためにも、「一軍半」選手の調整のためにも、観戦者のためにもいいことかと思います。
 というわけでこの三連戦も全て「親子ゲーム」でした。せっかくだから、と観戦に行こうと思いました。ただ、二つとも見ると下手すると10時間くらい球場にいる事になり、これは30代後半としては辛いものがあります。そこで、「昼はTVで一軍観戦、夜は球場で二軍観戦」という計画を立てました。

 というわけで、デーゲーム5試合の中継が全て終了してから出かける準備をし、球場へ。こんな形で「子ゲーム」だけ見るのは我々くらいだろうか、と思いきや、球場のチケット売り場にはそこそこ行列ができていました。
 というわけで、FC会員料金500円でバックネットホームベース真後ろ10列目あたりに座って観戦しました。デーゲーム観戦者もいたため、バックネット裏とフィールドシートは満席状態でした。入場料が違うとはいえ、1980年代の川崎球場よりはずっと入っていました。
 驚いたのは、イーグルスファンがそこそこいた事でした。親子ゲームのマリーンズファンと違い、わざわざこの試合のためだけにマリンに来たわけです。そして、左翼席に数人で赤ペラで応援歌を歌い続けていました。その思い入れには感心させられました。
 試合のほうは高卒新人の大嶺投手と、ベテランの谷中投手が先発。大嶺投手は140キロ後半の直球を連投。初回に四番の大廣選手を三振に取った球は150キロを記録していました。しかし、続く2回に中島選手に本塁打を打たれてしまいます。
 しかし、マリーンズもその裏、安打と失策で好機を作り、大卒新人の神戸選手の適時打で同点に。さらに満塁から、代田選手が初球スクイズを決め、逆転します。
 大嶺投手は走者を出しながらも4回まで抑え、初勝利をかけて5回マウンドに上がります。しかし、先頭の西村選手のセーフティバントを処理しきれずに失策となって出塁。そして1死2塁から27歳新人の渡辺直選手に適時打され、同点で降板となりました。
 さらに続く6回、2番手の松本選手が中島選手に三塁打され、続く平石選手が詰まりながらも外野に運んで勝ち越しを許します。
 その後は両チームとも細かい継投。8回には黒木投手対吉岡選手という、かつてのエース対主軸という対決も実現しています。そしてイーグルス1点リードで迎えた9回表にはかつてのマリーンズの守護神・河本投手が登板。マリーンズ若手による代打攻勢を余裕で抑え、そのままイーグルスが3対2で勝っています。イースタンでは現在、イーグルスが首位でマリーンズが最下位ですが、それがそのまま出た感じでした。
 というわけで、初の二軍観戦でしたが、かなり楽しめました。また機会があったら行きたいものです。

2007年04月15日 23:51