2007年04月21日

使う人がいない割りには迷惑なボタン

 IE6の画面上を見ると、黄色い四角のアイコンがあります。マウスを置くと「ディスカッション」という文字が現れます。
 デフォルトでIEに表示されるほどですから、このボタンを押せば、何らかの方法でWEBでのディスカッションが行えそうに見えます。しかしながら、実際にこの機能でディスカッションを行うには、Microsoftの二種類のサーバーアプリを使ってサイトを作らなければならないそうです。

 そんな環境が構築され、さらに「ディスカッション」機能を使えるサイトがどれだけあるのか分かりません。しかし、全世界のIEユーザーのうち、その機能を使った事がある人は、何万人に一人いるかいないかというくらいなのでは、と想像されます。実際、ほとんどの人が、そのボタンの意味など知らないでしょう。
 にも関わらず、このボタンを偶然押してしまうと、なぜか面倒な事がおき、WEBアプリが動かなくなったりします。実際、「webディスカッション」で検索をかけると、上から三つは「このような迷惑な機能がある」という記事になります。実は、私の仕事でもこのボタンのおかげで迷惑を被ることがあります。
 うまく使えば便利な機能なのかもしれません。しかしながら、実際に使う人の比率は低い上に、押すと迷惑がかかるわけです。IE7ではデフォルトで表示されなくなったようですので、いつかはなくなるのでしょう。とはいえ、なぜそんなボタンをデフォルトでIE6に表示させたんだ?と、このボタンに起因する問題に遭遇する度に思ってしまいます。

2007年04月21日 00:05