2007年04月30日

好機で適時打が出ず、競り負ける

[ 野球 ]

 所沢までマリーンズ対ライオンズはグラマン投手と大嶺投手が先発。小野投手が左脇腹を痛めて先発を回避したため、高卒新人ながら、二軍で未勝利ながらローテーションを守って防御率2点台の大嶺投手が抜擢されました。
 今日は昨日軽い怪我で途中交代したTSUYOSHI選手がスタメンから外れ、代わりに早川選手が移籍後初の一番に。そして対左投手という事で、両打ちの早川選手を含め、全員が右打者となりました。
 初回1死から2番に入っている青野選手が安打すると、グラマン投手は3・4番に連続四球。続く里崎選手の犠飛であっさり先制します。さらに続く2回は8番でスタメンの堀選手が安打し、犠打で進んだ後、早川選手が左翼線上に落ちる二塁打で追加点。さらにサブロー選手も適時打を放ち、3対0と大嶺投手を援護します。

 プロ初登板初先発となった大嶺投手は、初回は140km台後半の速球でライオンズの1番から3番を力で押して全て凡打で抑えます。ところが続く2回、先頭のカブレラ選手に詰まらせながら右翼席に運ばれ、1点を返されます。さらに続く和田選手にもバットを折りながら左翼フェンスギリギリの飛球を打たれます。これで調子が狂ったのか、連続四死球で走者を出すと、安打で満塁とした後、平尾選手に右翼線を抜かれる2点適時二塁打で同点とされ、さらに石井義選手にも2点適時打を打たれ、この回一挙5失点で逆転を許します。
 しかし、大嶺投手は続く3回は先ほど本塁打されたカブレラ選手をはじめ、3三振を奪い、続く4回も先頭打者に安打されながら、左翼に入った竹原選手の好守備もあって追加点は与えません。
 打線のほうは、3回に先頭打者の里崎選手が二塁打しながらも、得点を返せません。しかし5回に里崎選手が再び安打し、ベニー選手が四球を選んだところでグラマン投手が降板。2番手の岩崎投手に対し、代打のワトソン選手が安打して、無死満塁と一気に逆転機を迎えます。しかしここで、ここまで2安打の堀選手は併殺打。その間に返した1点のみに終わります。
 その裏、大嶺投手は先頭の中島選手に安打されたところで降板。二番手には大嶺投手より23歳年上の小宮山投手が登板。この回は併殺で無失点に凌ぎますが、続く6回に先頭のGG佐藤選手に珍しく死球を出すと、盗塁・犠打・犠飛と無安打で1点を追加されます。
 直後の7回表、ライオンズは長田投手を投入しますが、これが大誤算。三者連続四球で満塁として降板します。続くワトソン選手の打席で左の星野投手が出てくると、マリーンズは今江選手を代打に送ります。しかし、この貰った好機も併殺崩れの1点のみ。結局、この試合3度の満塁でいずれも1点ずつは取ったものの、適時打はなく、これが響いた形になりました。
 続く8回に青野選手に6号ソロが出てついに同点とし、大嶺投手の黒星を消します。また、青野選手はサブロー選手のブログで予告されていた桜島ファイヤーを披露していました。
 しかしその裏、前の回から登板していた荻野投手が、リーファー選手に右翼席に4号ソロを放たれて再び勝ち越されます。そして9回は小野寺投手に三人で抑えられ、8対7で敗戦。マリーンズは13残塁の拙攻が響きました。観客数は2万5千6百人ほどでした。

 神戸の合併球団対ホークスはセラフィニ投手と田之上投手が先発。同点で迎えた6回に2死無走者から7番の森本選手が安打すると、続く辻選手の三塁ゴロが失策に。ここで山崎選手と大村選手に連続適時打が出てホークスが2点を勝ち越します。
 今季初登板初先発の田之上投手はソロ本塁打で1点は失ったものの6回途中まで5安打2四球。6回途中からは継投陣が合併球団打線を無走者に抑え、9回も馬原投手が三人で抑え、3対2でホークスが勝ち、8連勝を飾っています。観客数は2万4千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは金沢投手と牧野投手が先発。金沢投手は移籍後初先発です。同点で迎えた3回に金子誠選手の適時二塁打でファイターズが勝ち越すと、5回には6連打で5点を追加。イーグルスも憲史選手の1号3ランなどで反撃し、9回裏にも2点を返して3点差に迫りますが、最後は藤井選手の安打性の当たりを金子誠選手の美技があり試合終了。11対8でファイターズが逃げ切っています。金沢投手は移籍後初勝利。また、本日スタメンの田中幸選手は2本の適時打を放ち、この3連戦で8打点。二千本安打まであと6としています。観客数は1万9千9百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは黒田投手と小嶋投手が先発。初回に1死1・2塁から新井選手に8号3ランが出て、昨日に続き、カープが初回に本塁打で先制します。一方、黒田投手に4回まで1安打に抑えられていたタイガース打線ですが、5回1死から下位の4連打で1点差に迫りますが、なお続く1死1・2塁で鳥谷選手と赤星選手が打ち取られ、同点には至りません。
 そして6回に2番手の江草投手が前田智選手に3号3ランを喫するなど4点を追加されます。タイガースも7回には林選手の2号ソロで、8回は連打で1点を返して3点差に迫りますが、反撃はそこまで。9回は永川投手に抑えられ、7対4でカープが勝ち、タイガースは3タテを喫しています。観客数は2万7千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは土肥投手と吉見投手が先発。仁志選手の4号先頭打者本塁打で先制したベイスターズが、2回にも内野ゴロの間に1点を追加します。土肥投手は2・3回と先頭打者に二塁打されますが、無得点に抑えます。続く4回は先頭のウッズ選手にスコアボード直撃の9号ソロを打たれますが、6回途中までその1点のみ。ドラゴンズ継投陣も3回以降はベイスターズ打線を1安打に抑えますが、ベイスターズも6回途中から細かい継投でドラゴンズに得点を許さず、9回には帰国直後のクルーン投手が三人で抑え、2対1で勝ったベイスターズがドラゴンズを3タテにしています。観客数は2万3千9百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は石川投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万7千6百人ほどでした。

2007年04月30日 23:55