2007年04月05日

二桁残塁の拙攻で援護しきれず逆転負け

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズはセラフィニ投手と成瀬投手が先発。昨年は故障などで登板機会の少なかったセラフィニ投手は、移籍2年目にして初の古巣との対戦となります。
 そのセラフィニ投手に対し、初回1死から二番に入ったサブロー選手が四球を選びますが、得意の牽制に刺されてしまいます。しかし、直後にズレータ選手の2試合連続となる4号ソロが出てマリーンズが先制。それにしても、「ズレータ選手がセラフィニ投手から打ってマリーンズが先制」などという事態が生じるとは、2年前は想像すらできませんでした。
 前回好投した成瀬投手は、今日も合併球団打線を最初の一巡を無走者に抑えます。しかし打線は3回の2死満塁、4回の1死1塁、5回の2死満塁でいずれも得点できません。

 6回も先頭の今江選手が四球を選び、犠打で二塁に進みますが、後続がなく、追加点を挙げられません。するとその裏、そこまで1安打投球だった成瀬投手が先頭打者に安打されて犠打と、表と同じ展開に。しかし合併球団はここで阿部真選手の適時打が出て同点に追いつかれてしまいます。
 直後の7回も二番手の岸田投手に対し、1死からズレータ選手がこの試合4本目となる安打を放ちますが、後続はありません。しかし続く8回、1死からここまで2安打の青野選手に2号ソロが出て、マリーンズが再びリードを奪います。
 ところがその裏、1死から成瀬投手は大西選手に粘られ、最後は四球を出してしまいます。ここでマリーンズは薮田投手を投入しますが、これが誤算。2死後にラロッカ選手に左翼ポール際に入る4号2ランを喫し、一気に逆転。8回途中まで3安打3四球と好投していた成瀬投手の勝ちも消えてしまいました。
 9回表、三番手のカーター投手に対し、昨日活躍の早川選手が代打で登場。二遊間を抜きそうな当たりを放ちますが、先ほど適時打の阿部真選手がこれを好捕して送球。俊足の早川選手をもってもアウトになってしまいました。さらに中軸に回りましたが、ズレータ選手・ベニー選手が連続三振で試合終了。3対2で合併球団に逆転を喫してしまいました。
 今日はとにかく効率の悪い打線に尽きた感じでした。9安打6四球ながら、得点はソロ二本によるものだけ。安打がTSUYOSHI選手2本、ズレータ選手4本、青野選手3本と特定の人に集中し、打線の繋がりがなかったようです。成瀬投手が好投していただけに、大変勿体ない敗戦だったと言えそうです。観客数は9千4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは松永投手とガトームソン投手が先発。3回にホークスが、昨日怪我した多村選手に代わって三番に入ったブキャナン選手の適時打で先制しますが、その裏、そこまで無安打だったガトームソン投手が細川選手・石井義選手の下位二人に連続本塁打を喫して逆転。さらに続く4回には中軸の三連打で2点を追加されます。
 ホークスもブキャナン選手の3号本塁打、さらに8回には代打で登場した多村選手の適時打で1点差まで迫ります。しかしその裏、継投陣が崩れ、リーファー選手に満塁本塁打が出てライオンズが突き放します。最後は小野寺投手が抑え、8対3でライオンズが勝利。ライオンズは今季初のカード勝ち越し。逆にホークスは初のカード負け越しとなっています。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは田中投手と金村投手が先発。1回裏、金村投手の立ち上がりをとらえたイーグルスがいきなり1・2番の連打で先制しますが、そこから金村投手に抑えられます。一方、田中投手は3回に坪井選手の適時打で追いつかれたものの、6回を5安打4四球ながら1失点と好投します。
 しかし7回から登板した松崎投手に対し、8回にセギノール選手が5号ソロを放ってついにファイターズが勝ち越し。さらに9回にも金子誠選手のソロで1点を追加します。金村投手は7安打3四死球ながら初回の1点のみに抑え、完投で今季初勝利を飾っています。観客数は田中登板という事もあり、平日昼にも関わらず1万8千人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは石井一投手とボーグルソン投手が先発。スワローズが飯原選手のプロ初本塁打で先制すると、タイガースも金本選手の2試合連続の3号ソロで追いつきます。そして7回、タイガースは4試合連続で橋本健投手が登板。しかし、いきなりラミレス選手に勝ち越し本塁打を打たれます。さらに無死1塁から宮本選手のバスターエンドランが適時打になりると、福川選手にスクイズを決められ、この回3失点。そして館山投手、さらには高津投手に抑えられ、4対1でスワローズが開幕からの連敗を4で止めています。観客数は1万8千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは木佐貫投手と川上投手が先発。初回に読売が先制するも、直後の2回にウッズ選手が2号ソロで同点に。5回にまた読売が2点を勝ち越すと、直後の6回にはウッズ選手の3号2ランで再び同点に。そして同点のまま迎えた8回にはウッズ選手が2打席連続でこの試合3本目となる4号2ランを放ち、遂にドラゴンズが勝ち越し。最後は岩瀬投手が締め、5対3でドラゴンズが勝利。二番手のグラセスキ投手が来日初勝利。ウッズ選手は3本塁打5打点でチームの全得点を叩きだしています。観客数は4万1千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは黒田投手と川村投手が先発。新井選手の2号ソロで先制したカープが、栗原選手の犠飛で追加点を挙げて2対0とします。黒田投手は6回まで2安打投球でしたが、7回に1死1塁から古木選手が本塁打を打って同点に。さらに9回は続投の黒田投手から鈴木尚選手が2号ソロを放ってベイスターズが勝ち越し。その裏はクルーン投手が抑え、ベイスターズが3対2で勝っています。観客数は1万9百人ほどでした。

2007年04月05日 23:35