2007年04月13日

投打に冴え、3連戦勝ち越し

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズ戦はガトームソン投手と小野投手が先発。初回、二死無走者から2死無走者からズレータ選手の安打とベニー選手の四球で先制機を作ると、ワトソン選手に適時二塁打が出てマリーンズが先制します。今季二度目の外国人三人クリーンアップが早速功を奏しました。さらに続く青野選手が適時内野安打を放ち、もう1点を追加します。
 さらに3回、ガトームソン投手の制球が乱れ、ズレータ選手とベニー選手に連続死球。そして1死後に青野選手が再び適時打を放って3点目を挙げます。青野選手は2試合連続猛打賞で打率4割を越え、規定打席にも達して、リーグ打率一位となっています。

 一方、小野投手は3回まで毎回安打を許しますが、得点には至りません。しかし続く4回、1死から小久保選手に2試合連続となる6号ソロを打たれ、1点を返されます。
 打線は3回以降も相変らず制球が落ち着かないガトームソン投手に対し、走者は出しますが、追加点は挙げられません。一方の小野投手は6回に安打と四球で無死1・2塁として中軸を迎えます。一発出れば逆転の所ですが、松中選手の安打性の当たりを塀内選手が好捕。さらに小久保選手、柴原選手も抑え、ここを無失点で切り抜けます。続く7回は三人で抑え、5安打2四球1失点と抑えます。
 続く8回裏は藤田投手が1死を取った後、薮田投手が登板。2死後に連打されて小久保投手を迎えますが、ここは直球が決まり、見逃しの三振に打ち取ります。
 直後の9回、五番手の柳瀬投手に対し、里崎選手の安打とズレータ選手の四球で好機を作り、1死後に前の打席で「ピンチバンター」として出場したサブロー選手が、左中間に今季1号となる3ランを放ってダメ押し。その裏は川崎投手が抑え、6対1でマリーンズが勝利。3連戦に勝ち越し、福岡ドームでの連敗を6で止めています。観客数は3万2百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは田中投手と松永投手が先発。3回にカブレラ選手の3号3ランでライオンズが先制し、続く4回にも細川選手の犠飛で1点を追加します。しかし、過去2回、田中投手が取られただけの点は必ず取るイーグルス打線は、その裏に山崎武選手と牧田選手の連続本塁打で2点差に。さらに続く5回には1死2塁から再び山崎武選手と牧田投手の連続適時二塁打で追いつきます。
 田中投手はその後も走者は出しながら無得点に。そして7回には2死から安打された後、連続四球で自ら満塁の危機を作りますが、ここで和田選手を見逃しの三振に打ち取り、同点のまま降板します。
 続く8回表は松本投手が抑え、その裏、先頭の嶋選手が安打します。続くは両打ちの塩川選手。マウンドに右の長田投手が上がっているので左用のヘルメットをかぶって打席に向かいますが、ここで野村監督が呼び止め、なにやら指示。するとベンチに戻り、右用のヘルメットに交換します。どうやら、野村監督はバントするなら左右のどちらが得意か確認した模様。その細心の注意もあって右打席に入った塩川選手は犠打を決めます。
 さらに続く鉄平選手の所で左の三井投手が上がると、打率3割を越える鉄平選手に代えて鷹野選手を出します。この起用も成功して安打でつなぐと、2死から礒部選手が適時打を放ち、ついにイーグルスが逆転します。そして9回は福盛投手が抑え、イーグルスが勝利。ライオンズの連勝を6で止めています。二番手の松本投手は12年目でのプロ初勝利を挙げています。観客数は1万1千3百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対合併球団はスウィーニー投手と川越投手が先発。初回にローズ選手の犠飛で先制した合併球団が、2回にも満塁から平野恵選手の2点適時打で追加点。さらに中押し、ダメ押しと効率よく追加して計9点。一方の川越投手は7安打2四死球ながら要所を締めて完封勝利を挙げています。観客数は1万3千4百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズはボーグルソン投手と川上投手が先発。初回に金本選手の適時二塁打でタイガースが先制します。さらに続く2回、1死1塁から藤本選手が遊ゴロを放つと、遊撃の井端選手がそのまま二塁を踏んで一塁送球。これで併殺でチェンジかと思いきや、二塁塁審が井端選手が踏んでいないと判定しセーフになります。後で見た映像では明らかに踏んでいました。だいたい、井端選手がそんなミスをするとは思えませんが・・・。すると何と続くボーグルソン投手が来日1号となる2ランを放って、3対0とします。
 ボーグルソン投手は6回を5四球ながら、中村紀選手のソロ本塁打を含む4安打1失点に抑えます。そして7回からはまたいつもの三人が登場。いずれも無走者に抑え、3対1でタイガースが勝ち、このカード2勝1分としています。観客数は4万1千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対スワローズは加藤投手とグライシンガー投手が先発。同点で迎えた8回に2死1・2塁から真中選手が適時打を放ってスワローズが勝ち越し。真中選手は打率6割と驚異的な代打成功率を誇っています。スワローズは9回にも1点を追加し、最後は高津投手が抑え、4対2で勝っています。観客数は1万2百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は青木高投手と木佐貫投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万5百人ほどでした。

 ところで、ベイスターズの那須野投手の契約金と初年度年俸が規定を大幅に上回っていた事が判明して話題になっています。普通の人は、彼だけ異常に突出している、などとは毛頭思わないでしょう。ライオンズの過去20年調査結果の時もそうですが、何か、これが「特殊な例が判明した」みたいに報じるさまは、非常にわざとらしさを感じます。周りと同じ事をしただけの那須野投手には、今後もくだらない雑音は気にせず、頑張ってほしいものだと思います。

2007年04月13日 00:06