2007年04月12日

「お詫び」に見る自負の表れ

 大規模家具販売店舗で知られる、IKEAのサイトを見る機会がありました。すると、トップページの真ん中あたりに、赤い「×」マークが点滅していました。「×マークとは面白い宣伝だな」と思ってよく見たところ、不良品のお知らせでした。何でも、ある花瓶の底が抜け、世界中で7人が怪我をし、うち5人が病院で治療を受けた、とのこと。そして、返品する際の注意事項まで細かく書いています。
 客に迷惑をかけた時に、トップページに「お詫び」を載せるのはまともな企業なら当然の行為です。とはいえ、何の興味もない人にもわざわざ気づくように目立たせる、というのはあまり知りません。このあたり、会社の姿勢、さらには自社販売製品に対する自負心まで伝わってきました。いろいろな意味で大変に参考になった「目立つお詫び」でした。

2007年04月12日 00:02