2007年04月21日

前世紀の音

 食堂で昼食を食べていたら、突如、「ピポパポポポ」という音が店内に流れました。しばらく聞いてはいない音ではありますが、かつては、毎日のように聞いていた音だったので、すぐ「電話回線からダイヤルアップでインターネットに接続するときの音」という事が分かりました。
 昼食時だったので相席だったのですが、向かいにはシステム屋さんらしい会話をしている先輩と後輩がいました。その先輩も「お、懐かしい音だ」などと言ってました。ところが、後輩氏は「何の音なんですか?」と尋ねています。考えてみれば、我が家でもこの「ダイアルアップ音」を聞かなくなって8年以上たちます。これを新卒社会人にあてはめれば中学生の時になるわけです。そう考えれば、あの音を聞いた記憶がない若手社会人がいてもおかしくないわけです。
 もう5年もしたら、kbps単位での速度によるインターネット接続の存在も知らない社会人も普通に存在するようになるのだろうな、などとも考えました。味よりそちらのほうが印象に残った昼の一時でした。

2007年04月21日 23:34