2005年06月11日

山崎投手、1球で移籍後初勝利

[ 野球 ]

 ナゴヤドームのドラゴンズ対マリーンズは15時開始。ドームで行われましたが、これも「薄暮試合」と言うのでしょうか。
 先発は山本昌投手とセラフィニ投手。3回まで無安打だったマリーンズですが、4回にベニー選手の適時打で先制します。しかし、その裏、セラフィニ投手が1四球を挟んで5連打と打ち込まれ、一気に4点取って逆転されます。セラフィニ投手は2死2・3塁としたところで降板。二番手は山崎投手。連続試合安打中の荒木選手相手でしたが、初球を二塁ゴロに打ち取りました。
 ところが直後の5回表、1死2・3塁で初芝選手の代打適時打で1点差、さらに堀選手も続き、ベテランの活躍で追いつきます。さらにフランコ選手の適時打で勝ち越し山本昌投手をKO。さらに二番手の落合投手からベニー選手が12号2ランを放ち、一挙6点を取って再逆転しました。

 その後もマリーンズは李選手の14号ソロなどで加点し、計11点。一方、三番手の小宮山投手は2回1失点。さらに藤田投手が1回、川井投手が2回を無失点に抑え、11対5でマリーンズが大勝しました。勝ち投手は1球だけ投げた山崎投手。移籍後110試合目の登板で、カープ時代の2000年以来の勝利を挙げています。
 これで交流戦では、スワローズを除くセ5球団への勝ち越しが決まりました。貯金は27。「3位マジック」は残り73試合で57となっています。観客数は3万4千4百人。また、試合時間3時間52分は、昨日の今季最短から一転して今季最長試合となっています。なお、8回に福浦選手が約2週間ぶりに出場。 安打は出ませんでしたが、守備も無難にこなしています。

 甲子園のタイガース対ファイターズは能見投手と正田投手が先発。前回の札幌ドームでプロ初完投勝利を挙げた能見投手ですが、今日は新庄選手にソロを打たれるなど、4回5失点でKOされます。6回表の時点で6対1とまでなりますが、その裏、タイガースが集中打で5点を取って同点に。さらに続く7回は町田選手の代打適時打で勝ち越し、続く矢野選手がプロ初となる満塁本塁打で、再び5点を取り、11対6と大逆転しました。タイガースは今季初の5連勝。ファイターズは2分を挟んで11連敗となってしまいました。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対カープは紀藤投手とデイビー投手が先発。紀藤投手は古巣相手に6回3失点と試合を作ります。デイビー投手は6回2失点でしたが、7回から新人の森投手が登板。これが誤算となり、この回、打者一巡で4点を取ったイーグルスが逆転。そのまま6対3で勝ちました。二番手の吉田投手が移籍後初勝利を挙げています。観客数は1万6千9百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対合併球団は土肥投手とパーラ投手が先発。初回に合併球団がいきなり5得点。ところが援護を貰ったパーラ投手がその裏、腕に痛みを覚えて急遽降板します。その後、ベイスターズも反撃しますが、一歩及ばず、10対7で合併球団が勝ちました。観客数は1万6百人ほどでした。

 ナイターは2試合。福岡ドームのホークス対スワローズは和田投手と石川投手が先発。ホークス1点リードで迎えた3回、無死満塁と追加点の好機を作ります。ここで石川投手は城島選手・ズレータ選手といった長距離砲を抑えましたが、続くカブレラ選手が満塁本塁打を放ちました。和田投手は3点取られるも、前回に続いてスワローズ相手に完投勝利でリーグ2番目となる7勝目を挙げました。観客数は3万4千1百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ライオンズは高橋尚投手と河原投手が先発。3回に中村選手の適時打で先制したライオンズが、二死後に連打して一気に5点を先制し、高橋尚投手をKOします。その裏、3点を返されましたが、6回表には、河原投手の安打をきっかけに中村選手・和田選手・フェルナンデス選手と3発の本塁打が出て再び一挙5点を取り、試合を決めました。河原投手は本塁打3発を喫しましたが、6回を5失点で抑え、久々となる今季2勝目を古巣から挙げました。観客数は4万4千6百人ほどでした。

2005年06月11日 23:54