2017年10月30日

交渉術

 交渉するのには技術がいります。
 相手の出方によって態度を変えたり、時にはハッタリをかまして過大な要求をし、相手の譲歩の結果、こちらが求めていた本来の落とし所にもっていく、などといったテクニックを駆使するわけです。
 もちろん、その技術が重要である事は分かっています。とはいえ、それをうまく使う事により、「無理が通れば道理が引っ込む」という結果になるというのはいかがなものか、と思っています。
 やはり、技術の有無でなく、誠実に道理をうったえた人が、それに見合った結果を受け取る、というのが本来あるべき姿だと思っています。
 それができない現実があるのは分かっています。だからこそ、自分も交渉時に様々な技術は使います。とはいえ、やはり本質的には、それらの技術も「道理を通す」という結果を導くものにしたい、と強く思っています。

2017年10月30日 22:11