11分570円の鉄道に対抗するバス
北総鉄道という私鉄があります。その運賃の高さは想像を絶するものがあります。
たとえば、新鎌ヶ谷と千葉ニュータウン中央の間は普通電車で11分、特急電車で7分という近さですが、その運賃が何と570円もかかるのです。
東急東横線なら、11分乗った時の運賃が154円である事を考えれば、いかに桁違いの運賃であるか、分かるのではないでしょうか。
そのあまりの高さに、数年前から、地元の観光バス会社が、並行する乗合バスを300円で営業開始しました。
新鎌ヶ谷と千葉ニュータウン中央の間には停車しない、という北総鉄道の高運賃を忌避する人をターゲットにした路線です。
さらに今年に入って、北総鉄道と同じ京成グループである、ちばレインボーバスが、この区間に300円の路線を開業しました。
こちらは、直通ではなく、間の住宅地にもこまめに停車します。
とはいえ、高すぎる北総鉄道の回避に使う人もいるのではないでしょうか。
それにしても、このような半額近い運賃のバスができ、地元住民が繰り返し要請しているにも関わらず、北総鉄道は頑として運賃を下げません。
そこまでこの高運賃にこだわる事に、驚き呆れます。
2017年09月13日 21:44