2017年09月03日

あこぎな商売で大きな被害

 インターネットも電話も繋がらなくなった、というSOSが入りました。
 行ってみたところ、配線がぐちゃぐちゃになっていました。光ファイバーのケーブルも抜けているのです。
 話を聞いた所、回線会社を名乗る電話で「契約の更新が必要」などと言われ、言われるままに契約をしたら、見るつもりなど全然ない「ひかりテレビ」の機器が送付されてきたとのことでした。
 その設定を親戚に頼んだら、回線終端装置と勘違いしたらしく、おかしな配線をしてしまい、その結果、ネットも光電話も使用不能になってしまった、という展開でした。

 そこで、配線をつなぎ直し、ついでに回線会社に連絡して、「ひかりテレビ」の解約まで行いました。
 回線関係の代理店による不適切な営業の話はこれまでも色々聞いていました。しかし、ここまで悪質だとは思いませんでした。
 そしてそのような営業をする代理店を使って、日本を代表する回線会社が客が必要としないものを売り込んで儲ける、という姿勢にも怒りを覚えました。
 ちなみに、解約の時、指定の番号にかけたら、いきなり「電話が込み合っています。時間を置いておかけなおしください」というアナウンスが流れました。にも関わらず、数分後には繫がりました。
 電話応対の要員は削って顧客サービスの品質を下げる一方、悪質な電話営業をする代理店を野放しにしているわけです。
 銀行のカードローンなどもそうですが、日本を代表する企業が、利益ばかりを考え、客を損させて儲ける、という現状に強い不快感をおぼえました。

2017年09月03日 19:01