2017年02月17日

タメ口

 10年ほど前に初めての転職して以来、「年下の先輩」と接する事が日常茶飯事になりました。そういう事もあって、ここ10年ほどの間に知り合った人は、年齢・職歴の関係なく、全て敬語で会話するように自然となりました。
 そういう事もあり、日常生活で「タメ口」を使う事はほとんどありません。数少ない例外は、相方・二人の妹・今はなき弟です。ちなみに、この四人に対しても、メールでは敬語を使っています。そちらのほうが、自分的に楽なのです。
 それ以外に「タメ口」を使う相手は、OB会員として所属している大学時代の将棋研究会における後輩たちしかいません。
 自分の将棋の棋力はたいした事がなく、後輩といっても将棋では全然歯が立たない相手もたくさんいるのですが、一応、先輩という事で、分け隔てなく「タメ口」で会話しています。ちなみに、会った時は必ず「お疲れ」といって片手を上げるのが「挨拶」です。
 今朝、早起きして外で仕事をしていたら、偶然、その後輩の一人と出会いました。
 若い頃は何度も将棋を指したり(ちなみに自分の勝率0割)、飲みに行ったりしていた後輩ですが、最近はとんとご無沙汰していました。
 久しぶりに会えた事が嬉しく、かつ長年の習慣で、「お疲れ」と言って片手を上げました。
 しかし、数秒後に、自分は「仕事中」であり、たとえ後輩でも、そのように接するのはちょっと違う、という事に気づきました。
 ちょっとした失敗をしたわけですが、まあ、誰にも迷惑はかけなかったので、よしとしようと思いました。
 いずれにせよ、久々に再会できたのは大変嬉しいことでした。

2017年02月17日 22:30