2017年02月14日

意外な形で知った共通点

 前職からずっとお世話になり続けている方と雑談をしました。
 ニュースで、東芝がとんでもない大損をした話がきっかけとなり、「東電も東芝も、原発なんかに力を入れた結果、ろくでもない目にあったとしか言いようがありませんね」などと言って盛り上がりました。
 すると、その方は、「うちの配偶者がいた会社の原発も酷いことになったいる」と言いはじめました。確かに、その原発はまだ計画中ですが、この話の通り、にっちもさっちも行かなくなっています。
 それは以前から知っていたのですが、この発言には驚きました。何故ならば、その原発を造ろうとしている会社は、自分の父が在籍していた所だったからです。
 つまり、その方の配偶者は、自分の父の後輩だったわけです。
 それがきっかけで、二人で、「以前、東京駅近くにあった社屋に連れて行ったもらった」とか、「新潟県の只見線沿線にあった水力発電所」などという話で盛り上がりました。
 東芝が原発に無謀な投資をしてその報いを受けたのが今日だったからこそ気づけた「共通点」だったわけです。これがなければ、一生、その方の配偶者と自分の父が同じ会社に在籍していた事に気づく機会はなかったでしょう。
 ある意味、「原発が取り持った縁」だったのかもしれません。もちろん、だからといって、原発の存在に感謝しよう、などとは、一秒たりとも思いませんでしたが‥。

2017年02月14日 23:30