2017年06月30日

ねぎま

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 焼き鳥屋に行ったら、「ねぎま」が出てきました。
 自分は、このメニューの存在はずっと不思議でした。鳥なら鳥を食べればいいし、ネギならネギを食べればいい、と思っていたからです。
 そして、自分の人生で最も多く焼き鳥を食べに行った相手である弟は、この、ねぎまが大好きでした。
 というわけで、串盛りなどで、ねぎまが出てきたら、弟に任せており、あまり食べる機会はありませんでした。
 しかし、もう弟はいません。そこで、ねぎまを食べました。
 行った店は、ウェルダン派の焼き鳥屋で、ミディアムやミディアム・レアの焼き鳥を好む自分にとっては、ちょっと好みにあいませんでした。
 ところが、この、ネギに挟まれた鶏肉だけは、ちょうどいい焼き具合でした。
 これが、ネギに挟まれた効果なのでしょうか。
 それも含めて、弟は、ねぎまが好きだったのだろうか、などと思いながら、彼と食べた焼鳥の事を思い出しました。

2017年06月30日 21:01