2017年02月02日

主婦は「ブラック労働」?

 ラジオを聞いていたら、主婦向けの痛み止め薬広告が流れてきました。
 主婦は24時間365日休めない。だから辛い時には、この薬を、という筋立てです。
 不思議に思ったのですが、なぜこの広告、当然のように「主婦は休めない」を前提として語るのでしょうか。
 体調が悪ければ、家事を休めばいいだけの話です。できない事は夫が代行すればいいわけですし、夫の能力的にそれが不可能でも、代替手段はいくらでもあります。
 にも関わらず、このように「主婦は休めない。だから、痛ければ薬で回避する」という広告は、極めて不気味でした。
 もちろん、これは主婦対象だけの話ではありません。会社員向けにも「風邪の時に出勤するための薬」の宣伝をよく見かけます。
 そこにも、「風邪をひいたら仕事を休む」という選択肢が存在しません。
 これらの広告を見ると、製薬業界というのは、とんでもない「ブラック企業」の集まりではないかと思えてきてしまいます。
 いずれにせよ、このような広告が当然のように流される状況を、はやく変えねば、と強く思いました。

2017年02月02日 23:47