2011年05月16日

昔読んだ本

 書店で、若い頃に愛読していた人の本が出ていました。関心がある内容なので立ち読みしました。かつて出版した本に加筆して出した本なのですが、何十年前に書かれたとは思えないほど、非常に興味深い事が色々と書かれていました。
 一瞬、買おうと思ったのですが、確かこの人が同じ題材を描いた本を若い頃に買ったような記憶が、おぼろげながらありました。そこで、一度帰宅し、調べてみました。
 すると、本棚のかなり奥にその本がありました。奥付を見ると1988年となっています。まあ、23年前ですから、忘れているのも仕方がありません。しかしながら、一度読んだ本を改めて読んで、新鮮な驚きを得る、という自分の記憶力のなさには少々呆れました。
 もっとも、読まなかったにも関わらず、その後の二度の引越しでも捨てることなく保管していたわけです。それだけ、その本が重要である、という事だけは忘れていなかった、という事なのでしょう。
 というわけで、読んだ事および持っている事を忘れた自分は叱りたい気分になりましたが、それを捨てずに保管していた自分は褒めてやりたくなりました。

2011年05月16日 23:15