2011年05月05日

アイスランドとワリスフュチュナ

 日本の会社が作ったとあるCG系サイトを見ていました。そこはかなり多くのユーザーがおり、外国の方も多数参加しています。その中で、たまに、「この人、どこの国なのだろうか?」と思ってプロフィールを見ると、やけにアイスランドが多いことに気づきました。
 最初、「あんな離れた国の人が、日本のCGサイトに参加しているのか。そんな遠くまで日本の文化が浸透しているのか」とか「やはり冬は寒くて日照時間も短いから、パソコンに向かう人が多いのだろうか」などと思っていました。
 最初はそう納得(?)していたのですが、それにしてもあまりにもアイスランド人が多すぎます。そのうち、ふと登録画面の仕様に問題があるのでは、と思いました。
 調べたところ、そのサイトの住所登録で「海外」を選ぶと、あいうえお順でまずアイスランドが出てきます。カタカナですから、よほど日本語に堪能でないと、その意味は分からないわけです。そこで、少なからぬ人が「何が書いてあるか良く解らんけど、とりあえずプルダウンの一番上に出てくるから」と思って選択しているようだ、という事に気づきました。
 やはり、外国の人に登録させるなら、選択肢もローマ字などにするべきなのでは、と思いました。

 ちなみに、プルダウンの一番最後を見たら、「ワリスフュチュナ」という項目がありました。調べてみたところ、オセアニアにあるフランスが領有している諸島とのことでした。面積は200平方キロですから、千葉市より狭いという事になります。あまりにも無名なためか、ウィキペディアにすらページがありませんでした。
 仮に、そのCGサイトが海外の国・地域を50音の降順で掲載していたら、少なからぬ外国の人が、この諸島を居住地として登録していた事でしょう。もしそうなったら、このサイト内においてのみ「ワリスフュチュナ」の知名度が異様に高くなっていただろうな、などとしょうもない事を考えてしまいました。

2011年05月05日 22:28