2011年05月21日

講義の時間配分

 ある勉強会に行ってきました。最初、二人の大学名誉教授が1時間ずつ説明をする、という予定になっていました。最初の講義は事前に貰った資料によると、8頁中最初の3頁が理論編で、残りの5頁が実践編、という感じでした。
 となると、理論編は20分くらいで終わるはずです。ところが、講師の先生はその話に熱中してしまい、30分経っても続いていました。
 結局、本題であるはずの実践編に入ったのは、終了15分くらい前でした。少し延長があったものの、資料の半分近くは使われずに終わってしまいました。
 大学の名誉教授ですから、何度も講義や講演をしていると思います。それだけの経験があっても、このような事になってしまうのです。
 限られた時間の中で、言いたいことを適切に配分して話す、というのがいかに難しいか、改めて実感しました。
 ちなみに、その「理論編」は物理学の話でした。物理の勉強を最後にしたのは高校一年の時でした。そのため、約26年ぶりに「ジュール」だの「モル」だのといった単位を聞くことができました。
 本来の目的を達せられなかったのは残念でした。ただ、久しぶりに「物理の勉強」ができた、というのはある意味貴重な経験だったと思い、その点では満足できました。

2011年05月21日 23:39