2017年01月20日

久々に客車を見る

 幕張本郷駅に通じる橋を歩いていたら、脚立に乗って、電車を撮影している人がいました。
 確かに、ここには色々な珍しい車両が来るので、鉄道ファンに人気がある所です。しかしながら、19年間住んでいますが、脚立に乗って撮影している人は初めて見ました。
 何事かと思って見たところ、総武快速用の電車に混ざって、ディーゼルカーに牽引された客車列車が停留していました。
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 客車の車型は12系か14系の座席列車のようです。
 10代から20代にかけて、この青い客車列車には大変お世話になりました。

 初めて乗ったのは、上野から会津若松に行く、夜行急行「ばんだい」でした。その後も、上野と青森を結ぶ「八甲田」「津軽」、北海道内を走る「利尻」「大雪」「まりも」、九州の「かいもん」などを一度ならず利用したものでした。
 これらの座席夜行急行は、周遊券を買うと別料金なしで乗ることができます。そういう事もあり、学生時代の貧乏旅行では重宝したものでした。
 しかし、時代の流れもあり、客車列車はだんだんと減っていきました。昨年、夜行急行「はまなす」の廃止で、定期旅客列車で客車が使われることはなくなりました。現在は、全てイベント的な列車において使われているようです。
 この客車も、千葉で行われるイベントのために幕張本郷に来たのでしょう。
 というわけで、20年ぶりくらいに、この青い客車を生で見ることができました。
 そして、これに乗って国内の様々なところを旅した若い頃を思い出し、懐かしさに浸りました。

2017年01月20日 17:11