2010年05月26日

ラッシャー木村さんと伝説

 元プロレスラーのラッシャー木村さんが亡くなった、という報道を見ました。私がプロレスを見始めた頃、すでに木村さんは第一線を退いており、試合後のコミカルなマイクパフォーマンスを売りにする人でした。また、その独特のセンスから、歌番組の審査員をやっていたのも良く覚えています。
 そういう事もあり、追悼の意味を込めて、木村さんを讃える歌を聴いたり、動画サイトで往年の木村さんの映像を見たりしていました。

 それらを見ているうちに、伝説の名場面にたどり着きました。
 これは、かつて「金網デスマッチの鬼」と言われていた木村さんが、アントニオ猪木氏にリング上で挑戦を表明した時のものです。
 エース選手を倒そうとする「敵」として現れてマイクアピールをするわけです。ところが、そこで木村さんは「こんばんは、ラッシャー木村です」と言い、場内を笑わせてしまった其れが、という伝説があります。
 ところが、上記の動画を見ると、木村さんは確かに「こんばんは」とは言っています。しかし、続いて名前を名乗ったりはしていませんでした。
 よくある話ではありますが、実際には言っていない部分も含め、「伝説」になってしまったわけです。
 まあ、木村さんにとっては、自己紹介があろうとなかろうとどうでも良かった、というのもあるのでしょう。とにもかくにも、色々と楽しませていただき、有り難うございました。ご冥福をお祈りいたします。

2010年05月26日 23:36