2016年12月24日

京成で「途中下車」

 京成千原線の千葉寺駅近辺に行く用事がありました。
 この千原線は、路線図だけ見ると、京成千葉線と一体化しています。
 しかし、「千原線」の部分は、もともと、京成も出資した「千葉急行電鉄」として開業しました。その会社が経営破綻して京成が引き取った、という経緯があります。
 そのため、同じ京成でありながら、境界である千葉中央駅をまたぐと、運賃が跳ね上がります。
 たとえば、京成千葉駅から3つ西側にある、みどり台駅に行くには4分乗って133円です。ところが、京成千葉駅から2つ西側にある、千葉寺駅に行くと、所要時間は同じ4分なのに、倍の268円かかるのです。

 久しぶりに行った千葉寺駅は、開業時同様、ホームは上下線分用意されていながら、実際に使われていたのは、「下りホーム」だけの単線駅でした。
 向かいに見える「上りホーム」を見ながら、ここに電車が止まることは、永遠にないのだろうな、とちょっとさびしく思いながら見ていました。
 用事が済んだとき、ちょっと空腹感をおぼえました。そこで、千葉中央で途中下車して、改札近くにあるファーストフードでおやつを食べ、再び京成千葉線に乗りました。
 普通、このような「途中下車」をすると、非常に割高になるものです。しかしながら、この千原線・千葉線の独特な運賃体系により、100円弱しか運賃が増えませんでした。
 得したのか損したのかよくわかりませんが、とりあえず、特異な運賃体系をうまく使えたとは思いました。
 いずれにせよ、京成においては、「同じ鉄道を4分乗って268円」などという異常事態を一日でも早く改善してほしいものだと思っています。

2016年12月24日 23:03