2016年12月30日

将棋竜王戦問題

 10月に発生した、将棋竜王戦の挑戦者交代問題の調査結果が先日、発表されました。報道された時点で予想していたとおりですが、「不正」なるものが行われた事は証明できませんでした。
 また、濡れ衣を着せられた棋士が「自ら休場を宣言し、にも関わらず休場届が提出されなかったから出場停止にした」という当初の発表が事実でなかった事も、これまた予想通り明らかになりました。
 もともと、非常識な事ばかりやる組織でした。しかも、10年ちょっと前に、その組織の中でも特に常識に欠けている人物がトップに立ってしまいました。
 それにより、坂を転げ落ちるように、ある程度残っていた常識や良識すら剥がれ落ちてしまったのでしょう。
 自分は今でも将棋が趣味で、年に何回か大会にも参加します。しかしながら、そうやって将棋を楽しむことにおいて、このプロの団体は何一つ役に立っていません。
 決定的に転落していく時は、こんな状態になるのだな、と冷めた目で見ています。ただ、冤罪の被害を受けた人を含め、この団体に所属している人には、かつて世話になった人も何人かいます。
 そういう事もあり、色々と複雑な気分にもなりました。

2016年12月30日 22:50