2016年10月14日

リーダーの重要性

 「一頭のライオンに率いられた千頭の羊は、一頭の羊に率いられた千頭のライオンに勝つ」ということわざがあります。
 子供の頃、これを知ったときは、「そんな事があるか。両者入り乱れたらライオンの集団のほうが強いに決まっているだろうに」と否定していました。
 しかし、社会人になり、色々な所で働いた経験を積めば積むほど、この格言の正しさが身に染みるようになりました。
 それだけ、残念な人に率いられ、その環境に慣れてしまった人を見たわけです。そうなると、いくら元々持っていた能力が高くても、「残念な人の部下」としてしか行動できなくなってしまうのです。
 ちなみに、自分が10年ちょっと前までいた職場では、極めて残念な人がトップをやっていました。その「カリスマ性」は強く、その人が世を去った後でも、薫陶を受けた人が、遺志を受け継いで残念な事ばかりやっています。しかもそのおかしさが、日々エスカレートしてきています。
 それを見ていると、リーダーを選ぶことの重要さ並びに、間違ったリーダーに従い続けることがいかに危険であるかという事を、しみじみと感じてしまいました。

2016年10月14日 22:04