2016年09月04日

元職場の裁判と証拠

 ひょんな事から、10年前に辞めた元職場が数年前に名誉毀損で訴えられていた、という事を知りました。
 その裁判について詳しく書いてある原告の方のブログを読みました。被告である元職場は、原告が問題ある人間であり、名誉毀損にあたらない、という主張をしていたそうです。裁判の事はよく分かりませんが、まあ、普通の戦術かと思われます。
 ところが、その「証拠」として裁判所に提出した資料を知って愕然としました、なんと、それは、原告の悪口が書いてある匿名掲示板のログだったのです。

 そんなものが証拠として成り立つ事がありえないくらい、中学生でもわかりそうなものだと思うのですが…。
 10年前、自分はその職場でWEB関係の仕事をしていました。もちろん、匿名掲示板の記述を元に業務を行った事など一切ありませんでした。
 それが何でここまで「劣化」したのだろうか、と思いました。自分が辞めた最大の原因は、数年前にトップになった人間があまりにも非常識だったというのがあります。
 そのトップは他界したのですが、後を継いだ人々も、その「薫陶」を強く受けてしまったのでしょうか。
 原告側の目という事もあるのでしょうが、他にも、この裁判において、元職場の言動は常軌を逸しているとしか言いようがありませんでした。
 もし、自分があの職場で頑張り続けるならば、そのトップに自分を合わせるしかなかったでしょう。その結果、自分も一緒に劣化せざるをえなかったわけです。
 それを思い、改めてあの時辞めて本当に良かった、と強く思いました。

2016年09月04日 20:14