2016年09月29日

「プロ」の帰還

 二年くらい前まで、近所のセブンイレブンに、印象深い店員さんがいました。
 レジ打ちが早いだけでなく、客の要望をよく理解しているのです。そのため、非常に気持ちよく買い物をすることができました。
 一時期は、自分のような明らかに20歳を越えている人間がアルコール飲料を買う場合、儀式的に客に押させる「年齢確認ボタン」を自ら押していました。
 さすがにこれは、クレームが入ったのか、長続きしませんでした。
 一度、弟と二人で行き、その人のレジで買い物をしたあと、「あの人、プロだよね」と言ったら、「そうだね」と即座に同意してくれたものでした。
 しかし、いつの間にか、辞めたのか、異動したのか、いなくなってしまいました。
 ところが、今日買い物に行ったら、久々にその懐かしい姿がレジに立っていました。当然、そこで買い物をしたのですが、相変わらず、手早く効率的で、客の要望に応えたレジさばきでした。
 思わず、「幕張本郷に復帰されたのですか?」と尋ねたら、「いや、ヘルプです」と笑って答えていました。
 今ひとつ理由は分かりませんでしたが、とりあえず懐かしい顔とレジさばきを見ることができたので、嬉しく思いました。
 同時に、もう一年ほど早く復帰してくれれば、弟と「あの『プロ』の人が戻ってきたね」などと話すことができたのに…とも思ったりしました。

2016年09月29日 21:05