2014年04月27日

荒らすだけ荒らして…

 アマゾンで本を頼もうとしました。部数は少ないですが、日本でもトップクラスの大出版社が出しているものです。
 ところが、発売数日前にも関わらず、注文してもいつ届くかがサイトに記載されていません。
 そして、「商品が入ったらメールします」などと表示されていました。
 さらに先日、かなりヒットした映画のDVDを買おうとしたら、やはり同様の状況になっていました。しかも、「ライバル」である楽天ブックスより1,000円くらい高い値段がついています。

 そんな話を知り合いにしたら、「最近は電子書籍に重心を移しているので、リアルな媒体の販売がおろそかになっているのでは」と言われました。
 もしそうだとしたら、今までの過剰とも言える、「送料無料で注文した翌日に本やDVDを送るサービス」は一体何だったのだろうか、と思いました。
 そのおかげで多くの本屋が廃業においやられ、多くの人が不便な思いをしているわけです。実際、自分も自宅から歩いていける所に本屋はありません。そのため、本を買うには、アマゾンのような通販を使うか、電車代を払って隣町の津田沼などに行くよりないわけです。
 そのように既存の販売ルートを圧倒的な資本力で焼き払っておいて、いざ他の選択肢が少なくなったら、今度はサービスを後退させたわけです。
 利益を上げる手法としてはこれが正しいのかもしれません。しかしながら、大きな違和感を覚えざるを得ませんでした。

2014年04月27日 01:06