2014年04月21日

「常識を覆す」を疑え

 ある時期から「糖質制限ダイエット」なる言葉が流行し始めました。要は、炭水化物の摂取を極端に制限、もしくはゼロにして痩せる、というものです。
 自分は、栄養学の知識はほとんどありません。しかしながら、子どもの頃習った、三大栄養素くらいは覚えていました。
 仮に、その三大栄養素の一つが「取らないほうが体にいいもの」だとしたら、それこそ、教科書の書き換えが必要になります。
 ましてや、米にしろ麦にしろじゃがいもにしろ、有史以来、人類の大半が主食として食べ続けていたわけです。それが不要となる、ということは、これまでの「食」の歴史が覆る事になるわけです。
 というわけで、眉唾ものとして見ていたのですが、案の定、「耐水化物制限ダイエットの重篤な副作用」を指摘する記事を見かけました。
 もちろん、自分が持つ栄養学の知識ではその記事が正しいのかどうかの判断もつきません。とはいえ、理にかなっているとは思いました。
 本屋には、この「炭水化物絶ちダイエット」という本を少なからず見ました。まあ、その本に書かれた通りの食事をして副作用が出ても、出版社や著者が責任を取ることはないのでしょう。
 「常識」を疑う事はもちろん大切です。しかしながら、あまりにも常識とかけ離れた話が出てきた場合も、同様に疑う必要があるよな、と思いました。  そんな事を考えさせられた「炭水化物制限ダイエット」でした。

2014年04月21日 22:08