2014年04月05日

利用者を無視したバージョンアップ

 ブラウザやスマホで閲覧するSNSは、ちょくちょく画面構成やボタンが変わります。
 しかしながら、変更後の画面を使って「よくぞ変更してくれた」と思うことはまずありません。逆に、「大してすごくない上に全然役に立たない、今までどおりにしろ!」と思う事のほうが非常に多くあります。
 しかも、その変更に公式のサポートスタッフがついていけていません。そのため、公式サイトのヘルプ画面を見ているのに、そこで表示されている画面・メニューが、現在の画面と違っていて使いものにならない、という事が多々あります。

 画面を変更するスタッフとしては、それが仕事だからやらざるを得ないのでしょう。しかしながら、使う側としては、迷惑以外の何物でもありません。
 SNSとは違いますが、先日、Microsoftが、Windows8.1の最新版でスタートメニューを復活させる、と発表した、という話を聞きました。
 Windows8で、それまでのスタートメニューを大幅に変更したわけですが、はっきり言って改悪以外の何物でもありませんでした。
 そのため、Microsoftがの現在の8.1において、スタートボタンを復活させるなど、「復旧」していました。
 もし、情報が本当で、次のバージョンでスタートメニューが「7」以前と同じ形で復活するのなら、「8」で行った「改変」が根本から間違っていたと認めた事になるわけです。
 ならば、最初から余計な変更をするな、と言わざるを得ません。
 いずれの場合も、変更する際に「この変更によって使う人がどれだけ得して、どれだけ損するか」という考察が欠如しているのでは、と思っています。
 そこが治らないと、現在、多くの人が利用しているSNSもOSも、かつての失敗事例同様、利用者が離れていってしまうのでは、と思っています。

2014年04月05日 23:55